消臭サプリによく使われている、Feクロロフィリンは便臭に特に効果が有るといわれています。
どうしてなのでしょう、その理由について説明したいと思います。
体臭には大きく分けて3種類ある
身体がくさくなる体臭の原因には大きく分けて3種類あります。
1 汗や皮脂などが身体の表面で腐敗する。
毛穴などから流れ出た汗や皮脂などが、皮膚の表面にいる細菌によって腐敗し、臭いを発すものです。
2 体内臭
これはあまりなじみがない人もいるかも知れませんが、体内で発生する悪臭、例えば疲労などによって肝機能が低下して、体内のアンモニアなどを分解しきれずに、汗や口臭として外に臭いが出て行くものです。
3 腸内臭、便臭
腸内にある食べ物が発酵したり、便などがいつまでも体内に残っているとその臭いの成分が体内に再吸収され汗や口臭として身体の外に臭いが出て行きます。
腸内臭、便臭の脱臭にFeクロロフィリンが効果的な理由
腸内にある食べ物が発酵したり、便臭の原因物質は
・メチルメルカプタン
・硫化水素
・インドール
・スカトール
・アミン類
などの含硫化合物や窒素化合物です。
これらは主に腸内のタンパク質がウエルシュ菌などの悪玉菌により分解される時に発生します。
これらの腸内種や便臭を防ぐためには、腸内の善玉菌を増やして悪玉菌を減らすような食事を摂ることが大切で
食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖を含む食事を摂るとともに肉類などのタンパク質の摂取を少なくする必要があります。
とはいうもののバランスの良い食事、特に筋肉の原料となるタンパク質の摂取を少なくするということは、健康な身体を維持する上で好ましくありません。
特に高齢者などでは、筋肉量の減少は運動能力の減少となって、更に問題が大きくなります。
クロロフィリンは、腸内臭や便臭の元になるアミン類の窒素化合物や、メチルメルカプタンなどの含硫化合物の消臭に有効であることが近年の研究で分かってきています。
クロロフィリンはこの腸内臭や便臭に有効なクロロフィルを加水分解したものです。
クロロフィルは葉緑素の一種で油溶性で水に溶けず、そのままでは体内に取り込まれにくい物質です。
このクロロフィルを水溶性の物質に変化させるためにFe(鉄)と化合させたものがFeクロロフィリンというわけです。
腸内臭や便臭を消臭する能力の高いクロロフィルを、体内に取り入れるためにFe(鉄)と化合させて水溶性の成分に変化させ、体内に取り入れることで、身体の臭い(特に便臭など)を消臭することになります。
クロロフィリンには殺菌作用があるほか、食品添加物にも使用されており、体内に取り入れても安全な成分でもあります。
まとめ
Feクロロフィリンは腸内臭や便臭の元になる悪臭の原因物質を消臭する効果が高いといわれているいます。
お腹の通じが悪い人、腸内臭や便臭が気になる人、あるいは介護施設などで便臭を何とかしたいと考えている人などなら、Feクロロフィリンが配合されているサプリメントを試してみるのも良いと思います。
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