専門の雑誌でプロが選んでランキング(2018.2)したBluetooth(ワイヤレス)イヤホンについて、プロから見た目(評価)と、一般の購買者の口コミを対比してまとめてみました。
今回評価したのは、トゥルーワイアレスタイプ(完全独立型)の上位5機種です。
左右一体タイプ(ケーブルでイヤホンが繋がっているタイプ)の1万円以上の上位5機種については「その1」で
左右一体タイプ(ケーブルでイヤホンが繋がっているタイプ)の普及価格帯(1万円以下)の製品についてはその2で解説しています。
専門家がランキングした1万円以上のワイヤレスイヤホンの口コミをまとめてみました(その1)
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専門家がランキングした1万円以下のワイヤレスイヤホンの口コミをまとめてみました(その2)
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トゥルーワイアレスタイプ(完全独立型)の評価と口コミ
専門家が選ぶトゥルーワイアレスタイプ(完全独立型)の上位5機種
・1位 Bose SoundSport Free wireless(ボーズ)
・2位 The Dash Pro(ブラギ)
・第3位 FREE(JBL)
・第4位 Liberty(ゾロ)
・第5位 BE Free8 (ニュ-フォース)
1位 Bose SoundSport Free wireless(ボーズ)
実売価格:29,200円
1回の充電で5時間の連続再生
防滴使用(IPX4)
対応コーデック:SBC
・外出中でもケースで充電が2回出来る
専門家の評価
・音量たっぷりで乗りの良いサウンド
・ナチュラルな高音、シャープな中音、無理のない低音
・ボーズといえば低音だが、ゆるめの低音
・イヤホンを耳の穴に入れた後、手前側に回転させるように動かすと耳の形状にイヤーフックがフィットする。
・音質が良い代わりに遅延が大きいのでゲームなどには不向き
・全体にスクリーン越しに聞こえる感じで低音域から中音域に重心がある。
・出音は高音質、厚みがしっかりしていてバランスが良い
・接続が安定していて音飛びが少ない
一般の人の口コミ
・ブルートゥース接続を全く感じさせない音質と、ラインの煩わしさがない取り回しの良さに満足
・音漏れレベルはかなり高いので、歩行中や一人の時は良いが、電車内はボリュームを落とす必要がある。
・遮音性は低い
・期待していた以上の臨場感と透明感、バランスの良さが感じられました。感覚としてはイヤホンなしでコンポなどの前で音楽を聴いているようなクリヤーな音に驚きます。
・耳にぴったりはまるが、やはり少し大きい、長時間付けていると疲れる。
管理人コメント
トゥルーワイアレスタイプ(完全独立型)でうっとうしいコードを気にすることなく、純粋に音楽を楽しむのにはベストチョイスのイヤホンになります。
標準のSBCコーデックで音質を追求している結果、音の遅延の発生についてははっきりしているので、ゲームや動画などを楽しむのは無理なようです。
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2位 The Dash Pro(ブラギ)
実売価格:42,100円
1回の充電で5時間の連続使用可能(ケース充電5回可能)
Bluetooth 4.0
コーデック対応:SBC、AAC
防水仕様:IPX7(水深1m30分以下)
心拍数、カロリー、歩数、距離、速度などを計測
内蔵メモリーに音楽を保存しておくことが可能
専門家の評価
・出音は素晴らしいが、低音のはっきりしている音楽になるとバランスが崩れてくる。
・ペアリングがやや面倒
・音質敵には中音域に重心がありメリハリのきいた音楽が楽しめる。
・この価格であればもう少し立体感や広がりがあっても良い
一般の人の口コミ
調査中
高価格製品のためか、一般の人の口コミ評価が少なく、参考になるようなものは見つかりませんでした。
一部絶賛するような、口コミ、レビューも散見されましたが販売者サイドに沿った、CMに近いもののと思われます。
今後信頼出来るデータ(口コミ)が収集されればその都度アップデートしていきます。
管理人コメント
高価格の製品ですので、様々な機能は充実しています。
ただし、イヤホンとしては値段相応のそこそこのものでしょう。
防水機能があり、内部メモリーにデーターを保存出来る点では、ほぼ1択の製品になります。
第3位 FREE(JBL)
実売価格:14,500円
防水機能:IPX5(水がかかってもOK)
2時間の充電で4時間の連続再生可能(ケース充電5回可能)
15分の充電で1時間の再生の急速充電対応
Bluetooth 4.2
対応コーデック:SBC
ブラック、ホワイトの2色から選択可能
専門家の評価
・JBLらしい厚みのあるしっかりとした出音でロックやポップスを迫力ある音で効くことが出来る。
・良くを言えば高域にもう少しディテールと情報量が欲しかったがこの価格では限界か
・高音は控えめ、ある程度音量を上げないと本領を発揮しない
一般の人の口コミ
・フルワイヤレスであるにも関わらず、なかなか良い音を出してくれる。低音はやや弱めだが、音のバランスが良く取れていて、断線が全くなくストレスレスなのに加え音質もこの価格に対しては普通に高音質なので非常にコストパフォーマンスが高い
・汗をかいてもIPX5で洗えるのがありがたい。音についてはこの価格では文句無し
・高音は抑え気味です、シャカシャカ音が好きな人は物足りないかも。JBLさんらしく、低音はズシンと響きます。
・電波干渉、家では大丈夫です。電車内も殆ど問題ありません。駅で降りて歩いているときはかなり酷いです、ブツ切れになります。
・他の方も書かれている通り、混雑している駅や電車内で左側の音が飛びます。
・値段を見るとかなりコスパは良いと思います。有線の時にあった、耳が痛くなることも今のところありません。フィット感には個人差があると思いますが、私は付けててすごく楽です。たまに付けてるの忘れるくらいです。
・初めての完全ワイヤレスで、ドキドキしましたが、この快適さに慣れたら、有線に戻れないと思います。
・左耳の音切れは、酷すぎます。でも、不良品じゃないんですよ。まあ、Bluetoothも2.4GHzですから混線しますね。
管理人コメント
音切れについては会社も認めているくらいですから、電波状況の悪いところでは、使いづらいようです(電車や駅構内など)
商品説明中
「Bluetoothなどの2.4GHzの電波が複数ある場所(駅などの人通りの多い場所等)では干渉により左右の接続が一時的に切れることがあります」
と明記されています。
音質自体にはさほど不満はないようで、低評価の多くはこの音切れが原因のようです。
電波状況の悪いところなどで使わないのであればそこそこのコスパの良い製品だと思います。
音飛びについては今後改修される可能性はあるものの、現状では主として自宅などの電波が安定しているところでの使用だけにとどめておいた方が良さそうです。
現在アマゾンでの取り扱いはありません
第4位 Zolo Liberty+ (ゾロ)
実売価格:15,000円
1回の充電で3.5時間の連続使用が可能
(ケース充電で48時間まで使用可能)
Bluetooth:version5.0
防水規格:IPX5(水がかかっても問題なし)
コーデック:SBC、AAC
専門家の評価
・高音部はスッキリとしている
・低音部が少しもりぎみ
・価格に比べてよくまとまっている感じ
一般の人の口コミ
・耳にフイットするのに慣れるまで時間がかかりましたが、なれるとすぐにはめることができます。少し大きい気がしますが、使い心地は良いです。
・「周辺音取り込み機能」が非常に便利。特に電車の車内アナウンスを聞き逃し乗り過ごすということがなくなるだけでなく、イヤホンしたまま会話を聞き取ることも可能。
・イヤーチップのとジャケットのサイズ交換によりほぼ完璧なフィット感が得られた。耳の穴に挿してから手前に捻ることできっちり収まりジョギングしても落ちたりグラつく事なく快適に走れた。
・bluetooth5.0規格とiPhone使用している場合はiOS対応のAAC規格のものを搭載しているため、低遅延かつ範囲が広くなっていて多少端末が離れていても音が全く途切れません。
管理人コメント
装着感が気になる人が多いようでした、ただしアタッチメントなどを取り替えたりなどフィッティングすることで、良好になるとのコメント多し
外の音の取り込み機能に付いては賛否両論がありました。
音質についてはまあこんなものかというレベルです。
Androidとの接続に問題無いという人もいましたがiPhoneとの相性の方が良さそうです。
(注:AAC対応、aptX非対応)
第5位 BE Free8 (ニュ-フォース)
実売価格:16,600円
2時間の充電で4時間の連続使用可能
(バッテリーボックス使用で+12時間)
コーデック:SBC、AAC、aptX対応
Bluetooth:version4.1
防水:IPX5(水がかかっても問題なし)
専門家の評価
・全体としては迫力もバランスも良い
・中域の情報量も充分で、低音のバランスの良さに繋がっている。
・左右独立型だがセンターがはっきり表現されている。
・ステレオ感はしっかりしていて中低音はそこそこ聞こえる。
・無理な味付けが少なく原音に近い音楽が楽しめる。
・パンチはあるが低音の輪郭が甘く低重心のように見えても一番下の超低音までは出ていない
一般の人の口コミ
・某イヤホン専門店でこのモデルを勧められ試聴させてもらったところ、圧倒的な情報量の多さ、音場の広さ、そしてリアルで立体感のあるボーカルに、すっかりやられてしまいました。
・街中で使用しましたが、その間音切れは一切なし! 遅延もほとんど感じられず、動画もストレスなく楽しめる事が確認できました。
・動画視聴での遅延の少ないものを探していたところ、こちら遅延が少ないとの記事を見て思い切って購入してみました。遅延0では無いものの注意してみないと気が付かないくらいで、とても満足しております。
・傾向としてはドンシャリ目といえばドンシャリ目ですが、高域の解像感と、低音の一切破綻しない震えるような音は、ワイアレスである点を除いてもよく作ってあるなと感じます。音場も広めに聞こえます。
・かなり電波環境の良くない職場での利用でもほぼ切れることがなかった。
・再生前後の両耳から出るホワイトノイズと左側からのみ出るジジジというノイズが曲が流れていない無音時は気になります。
・他の方々が指摘しているホワイトノイズ、私は気になりませんでした。
・aptX対応のX5 3rdで聴いてますがホワイトノイズは感じられなかったのでやはりDAPの相性かな
管理人コメント
低評価のコメントには初期不具合と思われる音飛びが散見されました。
その他充電器の不具合も若干あり
ホワイトノイズが気になる人がいたほかは概して全般的な評判は良かったようです。
遅延が少ないところも(0.2秒程度)好評価を得ています。
現在アマゾンでの取り扱いはありません
まとめ
トゥルーワイアレスタイプ(完全独立型)は当たり前ですが、ケーブルがなく、邪魔になら無いというところがメリットといえばメリットです。
ただしイヤピース単体ですからどうしてもバッテリーの持続時間は短くなりますが、ケースに充電機能を持たせて対応しているものがほとんどです。
小型軽量化するハンディがありますから価格帯はどうしても高めになりますが、かなり実用レベルに達しています。
ただし、製品により特徴があり、必ずしも価格と性能が一致する訳ではありませんので、評判や、機器の性能などを入念にチェックして購入した方が良いでしょう。
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