熟柿は八千代伝酒造がこの時期(秋)だけに発売するプレミアム芋焼酎です。
プレミアムと言っても3M(森伊蔵、魔王、村尾)などのような法外な値段が付いている訳では無く、季節商品で、かつ人気商品のため入手しにくい場合もありますが、通常は常識的な価格で入手可能です。
熟柿とはどのような芋焼酎なのか、味は?そしてどのようにしてのむのが美味しいのでしょう?
芋焼酎の熟柿とは
熟柿は鹿児島県垂水市にある八千代伝酒造が、秋の年一回限定で発売する芋焼酎(25°)のお酒です。
垂水市はとても水が美味しいことで知られており、森伊蔵も同じ垂水市の焼酎です。
また、同じ垂水市の財宝温泉水は、焼酎に合うお水として、全国の居酒屋でもよく見かけます。
熟柿は去年仕込んだ芋焼酎の中から、杜氏が「これは」という出来が1番良かったものを封印し、さらにもう一年、甕で熟成させて出荷するもので、深い味わいと、とろっとした舌触り。熟成した味わいが口の中にひろがるのが特長です。
香りが甘いのが特長で、口の中に一口含んで、舌の上で転がすと、いっそうの甘さと口当たりの良さが広がってきます。
熟柿(焼酎)の飲み方
熟柿はどのような飲み方をしても美味しいです。
・お湯割り
・水割り
・ロック
・前割り
(あらかじめ水割りとしておくことで、焼酎と水がほどよくなじんで美味しく飲むことが出来ま、焼酎の本場鹿児島では良く行われる飲み方です)
・燗
(前割焼酎を燗にして飲みます)
・冷や
(前割焼酎を冷蔵庫で冷やして飲みます)
八千代伝酒造のHPから転載
熟柿をお湯割りで飲む
焼酎のお湯割りの鉄則、
先にお湯をコップに入れます。
先に焼酎を入れるのはNG!
これを間違えると鹿児島の人には怒られちゃいます(^_^)v
お湯を入れたあとに、常温の焼酎を入れることで、焼酎が自然に良く混ざるということです。
お湯と、焼酎の量は50%、50%が標準ですが、お酒に強い弱いでお湯の量を加減しても良いです。
熟柿の甘い味を楽しむためにはお湯割りを勧める人が多いです。
お湯の熱で、熟柿の甘い味が蒸発して、香りでも感じることが出来るということでしょう。
お湯割りにすることで焼酎の風味をより強く感じることが出来ます・・・もっとも私個人的には、香りにごまかされて、また、熱さで舌がにぶくなって本当の焼酎の味が味わいにくいですから、ロックや水割りのほうが好きなんですが・・・
取り敢えずお湯割りで熟柿の風味を味わってみるのも良いと思います。
熟柿を水割りで飲む
お湯割りと逆で、先に焼酎を入れ、次に水、そして最後に氷を入れます。こうすることで焼酎と水が混ざり合いやすくなります。
(温度の高いものを下にする:先に入れる)
水と、焼酎はやはり50%、50%が標準ですが、お好みにあわせて量を加減します。
ただし、氷が溶けて味が薄まりますから、余り薄くしすぎると水っぽくなるので注意しましょう。
この時、出来れば・・というか、可能な限り水はミネラル水を使って下さい、それも硬水でなく、軟水の水を使います。
水道の水とかだと、味が半減しますし
硬水だと、水その物がいくら美味しくても焼酎の味が変わってしまいます。
軟水のミネラルウォーター、おすすめは財宝温泉水です。
財宝温泉水は熟柿と同じ垂水の水だからという訳ではなく
財宝温泉水は超軟水なので、焼酎の味が変わらないというか、ものすごくマイルドで美味しくなります。
因みに、日本の水はほとんどが軟水と言われる硬度20~100mg/Lで、日本人が慣れ親しんでいるためか軟水を美味しいと感じるといわれています。
有名なヨーロッパのミネラルウォーターのエビアンは硬度304mg/Lですが
財宝温泉水は4mg/Lという超軟水です。
東京あたりの居酒屋さんでも、厨房をのぞいてみると財宝温泉水を置いているところが結構あります。
熟柿意外の焼酎でも、財宝温泉水を使って飲めば、元の焼酎の味を変えずに楽しむことが出来ます。
熟柿をロックで飲む
コップを焼酎にいれ、氷を入れます。
氷は、ぜひ、ミネラルウォーターで作って下さい、氷は結構溶けますm(_ _)m
熟柿を前割で飲む
前割?って余り一般的でないですが、通ならよくやる飲み方
作り方は簡単です。
飲む3日ほど前(こだわるなら1週間程前)に今度は焼酎60%、水40%で混ぜて、常温で置いておきます。
数日寝かせるので焼酎を多めにしますが、お好みで割合を変えても良いです。
黒ジョカ
時間をかけて焼酎と水をなじませることで、味がまろやかになります。
飲み方は、そのまま燗をして(50°くらい)飲むか
冷蔵庫で冷やしてそのまま冷たいものを飲んだりしても良いです。
この時、通の人なら「黒ジョカ」を使って燗をしたり冷やしたりして飲みます。
氷を入れても良いですよ。
便利という事もありますが、やはり焼酎飲むなら黒ジョカでしょう、雰囲気が全然違ってきます。
まとめ
季節限定の熟柿は年1回、秋だけ(10月)に発売される季節限定品ですから、他の季節だと入手が難しいかもしれません。
もしタイミング良く熟柿を手に入れることができましたら、出来るだけ美味しく味わって飲みたいものです。
お湯割り、水割り、ロック、そして究極の前割でそれぞれ試して見ても良いかもしれません。
注意するのは、お湯割りや水割り、あるいは中に入れる氷は美味しい水で作る事、これだけは手を抜かない方が、より美味しい、そして本当の熟柿の味を堪能出来る事になると思います。
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