JVCケンウッドは日本を代表するオーディオ、カーマルチメディア企業で、DRV-830はケンウッドの現行(2018.4)ドライブレコーダーの最上位機種になります。
DRV-830の特長や、口コミ評判、取り付け方法や駐車監視機能、バッテリー上がりの心配はないのかについて解説します。
注:DRV-830はすでに生産中止、在庫のみの販売となります。(2022.1現在、ネットショップなどでの販売は継続中)
ケンウッドDRV-830の主な特長とスペック
ケンウッドDRV-830の主な特長
ケンウッドDRV-830の主な特長は
画質が良いこと
ドライブレコーダーとしては破格の370万画素
詳細については後述
画角が広い
画角が広く、サイド方向などより広い面をカバーしている
画角 水平132° 垂直70°
モニターが大きい
撮影状況がその場で確認出来る大きいモニター(3.0インチ)
大きい分邪魔になるという人もいますが、あおり運転などには逆に警告になるかもしれません。
相手の車とトラブルになった時にもその場でしっかり確認することが出来ます。
長時間録画が可能
128MBmicroSDXCカード2スロットで長時間録画が可能
詳細については後述
安全運転支援機能
前方衝突警報、車線逸脱警報、発信遅れ警報が付いていて、警報を出してくれます。
最近の車にはこれらの機能が標準仕様で付いているものもありますが、お持ちの車にこれらの機能がついていない場合には重宝するかもしれません
マイクON/OFF機能
状況によって室内の会話などを録音したくない場合は録音機能をワンタッチでOFFにすることが出来ます。
マイクのON/OFFスイッチ
ケンウッドDRV-830の録画時間は
DRV-830には標準でmicroSDHCカード:16GB付属が付属しています。
さらに128MBmicroSDXCカードを使用した場合、最高画質のWQHDモードで最長約10時間、HDモードで約26時間、
メモリーカードスロットが2つあるのでリレー録画を行えばWQHDモードで最長約21時間、HDモードで約53時間の超・長時間録画が可能になります。
録画時間の目安としては
SDHC16GB SDXC128GB
27fps:1秒間に27フレーム録画:通常のTV画面などとほぼ同じ
WQHD 1時間20分 10時間40分
FULL HD 2時間20分 18時間40分
HD 3時間20分 26時間40分
セカンドスロットにもう一枚、同じ容量のメモリーカードを挿入すればリレー録画で録画時間は2倍になります。
フレームレートを落とせば、更に長時間の録画も可能になります。
3fps:1秒間に3フレーム録画:コマ送り状態(注:メモリーカード2枚使用時)
WQHD 23時間20分 186時間40分
FULL HD 29時間20分 234時間40分
HD 38時間40分 309時間20分
注:1秒間に3コマでも充分証拠能力にはなりますし、旅の記録としても、スムーズな映像を望むのでなければ充分な画像が残ります。
注2:フレームレートは27/9/3fpsから選ぶことが可能
ケンウッドDRV-830の画質、画像は
本機の最大のウリは、フルHDの約1.8倍の解像度となるWQHD(2,560×1,440)(370万画素)記録モード搭載していることです。
通常動画
低フレームレート録画動画(超長時間録画が可能)
全記録モードHDR対応なので逆光や夜間走行時のライト、トンネルの出入り口などの明暗差が大きい状況でも白飛びや黒つぶれなどを押さえ、明瞭な画像で録画することが出来ます。
ケンウッドDRV-830の常時録画モード
DRV-830は2つのスロットで長時間録画が出来ます。
注:スロット2は常時録画時のみ使用可能になっています。
常時録画モードでないと2つ目のスロットは使えませんが、長時間連続撮影するのは、通常は常時撮影モードということになりますから特に問題は無いと思います。
旅の記録などとして、手動録画したものを長期間撮り溜めておきたいというような特殊な使い方をする場合には気を付ける必要があるかもしれません。
ケンウッドDRV-830の口コミ評判は
ケンウッドDRV-830の良い口コミ評判は
・画質が素晴らしく、遠くの車のナンバーや画面端に映った車のナンバーも読み取れる。
・設定が分かりやすく、取り付けも簡単だった。
・メニュー画面が見やすく操作が分かりやすい
ケンウッドDRV-830の悪い口コミ評判は
・手動録画機能は、ボタンを押した後からしか録画できない
(注:常時録画状態ですから前の所から映像を流して確認することは可能です)
・再起動が頻発する
注:現在はファームウエアの更新で対策がなされています。店頭在庫で初期バージョンのものを購入した場合はファームウエアのアップデートの必要があるかもしれません。
ファームウエアをアップデートする場合は、公式サイトでアップデートソフトウエアをダウンロードしSDカードにコピーし本体のファームウエアを変更して下さい
ケンウッドDRV-830のその他の口コミ評判は
・画角が広いのでミラーの台座や、レ-ダー探知機などが写り込んでしまう場合があるので、設置する前には設置場所を十分吟味した方が良い
・パソコンにアプリをインストールして実際の走行場面を見ていると楽しい
・運転支援機能はオマケ程度に考えていた方が良いと思う。
パソコンでの再生画面
ケンウッドDRV-830の駐車監視機能やバッテリー対策は
ケンウッドDRV-830の駐車監視機能
オプションの常時電源ケーブル「CAD-DR100」を使用してバッテリーに直接接続します。
駐車監視モードは車を止めてエンジンをオフ(ACCオフ)で自動的に起動します。
駐車監視モード中は、内蔵の衝撃センサーのみが作動状態で
衝撃を検知した直後(3秒弱)から電源が入り、録画を開始するタイプで、衝突前の状態は録画されません
画角が広い分、前方については広い範囲の駐車監視が出来ますが、前方しか映りませんので、駐車監視をメインに考えている場合は
360度カメラや後方にももう一台設置するなどの方法を検討した方が良いでしょう。
オプション電源ケーブルCA-DR100:定価2,500円
バッテリー上がり対策は
駐車監視モード中、衝撃センサーのみが作動状態になり、微少な電力しか使わないので、通常の使用でバッテリー上がりは気にしなくても良いと思いますが
オフタイマーの時間制限はないので相当の長期間、駐車したまま放置する場合は注意が必要かもしれません
ただし、一般的な駐車監視機能付きのものは、衝撃前からの動画が残っている分常時録画(エンドレス録画)タイプが多く、バッテリー上がりを注意する必要があるのに比べれば
DRV-830の場合はバッテリー上がりはほとんど問題にならないレベルかと思います。
まとめ
DRV-830を選ぶポイントとしては
・画像が綺麗(業界最高水準の370万画素)
・インターフェースがよく考えられていて操作が分かりやすい
・長時間常時録画が可能
・国内有名メーカーの信頼性(サポートの評判も良い)
・ケンウッドの最上位機種(2018.4現在)
ということになります。
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