ケンウッドのドライブレコーダーDRV-830とDRV-630
一見、同系列のドライブレコーダーのような気がしますが、実は似て非なるもの
その特長と、違いを良く理解してから購入しないと、こんなはずでは無かったということになります。
2つのドライブレコーダーの違いとその特長、選び方について解説します。
注:両機種とも現在は生産中止となっています。(2022.1現在、ネットショップでの販売は継続中)
DRV-830
DRV-630
ケンウッドのDRV-830とDRV-630の違い
録画時間が大幅に違う
DRV-830は長時間録画や、様々な録画方法に対応しています。
128GB(ギガバイト)SDXCカード対応で、2枚装着してリレー録画が出来るほか
(つまり256GB分の録画容量)
録画する際の録画レートも3fps、9fps、27fpsの3段階で設定出来ます。
注:fps(frames per second)1秒あたりのコマ数
業界最高水準のWQHD(370万画素)27FPSで録画しても21時間以上録画可能
録画可能なモードは4つ
WQHD、3M(300万画素)、FULL HD(200万画素)、HD(90万画素)
画質を落としてHD、3FPS(1秒間に3コマのコマ送り状態)で録画すれば300時間以上の長時間連続録画が可能になります。
一方、DRV-630はメモリーカードが32GB、1枚までしか対応しておらず
録画モードもWQHD(370万画素)とFULL HD(200万画素)の2種類のみ。
録画時間は32GB、SDHCカードを使っても
WQHDモードなら最長2時間20分
FULL HDモードに落としても4時間20分程度です。
注:DRV-W630(wifi対応タイプ)の場合はスマホなどにデーターをダウンロードすることが可能で、SNSなどに投稿する場合も便利です。
(パソコンを使用せず、スマホから直接SNSや動画投稿サイトへ直接投稿が可能)
駐車監視機能
駐車監視機能についてもDRV-830とDRV-630では大幅に機能が異なっています。
DRV-830の駐車監視機能は
衝撃があった場合のみ衝撃があった3秒程度後から録画が始まり、設定した秒数だけ録画されます(10秒/20秒/30秒から選択)
衝撃センサーのみ起動状態で、カメラ自体はスリープ状態になっていますから、消費電力が少なく、時間制限が無いため、長時間の駐車監視に対応出来ます。
一方DRV-630の方は衝撃のあった5秒前~15秒後までの録画記録が残されます。
また、動体検知録画も行いますから、車両や人がカメラの前を通り過ぎた場合にも録画が行われます(DRV-830には動体検知機能は無し)
その代わりに、カメラが作動状態ですから、電力を消費しており、車のバッテリーが上がってしまわないように電圧監視ないしはオフタイマーが働き24時間程度で、自動的に駐車監視機能はOFFになります。
DRV-630の駐車監視機能
本体モニターサイズ
DRV-830 3.0型フルカラーTFT液晶
DRV-630 2.7型フルカラーTFT液晶
わずかな違いですがDRV-830の画面の方が大きくなっていて、車上での確認はしやすくなっています。
DRV-830(上)とDRV-630(下)
DRV-830とDRV-630の選び方
DRV-830は様々な画像(画素数、FPS)で長時間録画が可能です。
通常の事故の記録というよりは、旅の記録、ドライブ記録として残しておきたい人向けと言えます。
通常の事故などの証拠としてのためのドライブレコーダーとしてはDRV-630でも充分だと思います。
また、駐車監視の機能についてもDRV-630の方が動体検知機能もあり、衝撃の前からの録画も残りますから、駐車監視機能としては上だと思います。
ただし、バッテリーの関係で、連続だと1日程度しか継続して機能しないため、週末ドライバーなど、長期間車を運転しない人だと、駐車機能があまり機能しないことから
あまり車を運転しない人で、駐車監視機能も欲しいという場合はDRV-830の選択もありかと思います。
なおSNSなどに頻繁に(その場で)動画をアップしたいという人はwifiでスマホと繋がるDRV-W630という選択もあります。
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ケンウッドのドライブレコーダーDRV-830とDRV-630の詳細機能
各機種の機能などについて詳しくは下記の記事を参照してください。
ケンウッドDRV-830の主な特長、録画時間や画像、口コミ評価は
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