スパークリング(炭酸)シャンプーとは?
炭酸が入っていてシュワシュワして気持ち良さげなのは分かりますが
結構なお値段がしますし
一体全体、何が良いのかメリットやデメリットは何
スパークリング(炭酸)シャンプーの使い方は?
選び方は?
どのように使えば良いのか、使う際の注意事項等はあるのかなどについて解説します。
スパークリング(炭酸)シャンプーは何が良いの?メリットは
スパークリング(炭酸)シャンプーは、炭酸の泡がはじけてジュワーッとするのが何とも言えぬ心地よい感触なのですが
それはさておいて、実質的なメリットには何があるのでしょう
頭の臭い匂いを消臭する
炭酸水には皮脂などの臭いの分解能力があり、頭の臭くなった匂いも効率的に取り除いてくれます。
毛穴につまった皮脂を流しだす
炭酸は、毛穴などにも浸透して、皮膚と汚れの間に入って皮膚と汚れを分離してくれるために、普通にシャンプーしただけでは取れにくい毛穴の奥の汚れも、綺麗に洗い流してくれます。
毛穴や毛髪を引き締める
炭酸には収れん作用があるため、毛穴、パーマやカラーリングで開いてしまったキューティクルを引き締めることにより、頭皮や髪が艶やかになります。
しかも炭酸水は通常、肌と同じ弱酸性ですから、頭皮への負担が小さく、肌に優しいと言えます。
頭皮の血流の循環を高める
頭皮の血流の循環を高めるというのはスパークリング(炭酸)シャンプーの最大の効能とも言えると思います。
炭酸(2酸化炭素)が頭皮の表面に吸収されると、身体の反応として
2酸化炭素濃度が高くなった=血流が不足して酸素不足になっている
という風に勘違いして、毛細血管を広げ、頭皮にどんどん血液を送ろうとする反応が起きます。
そうなると、頭皮の新陳代謝が活発になり、老廃物がどんどん排出されたり、頭皮細胞の活動が活性化され
結果的に弱った毛根を健康にし、栄養もしっかり送られることになります。
スパークリング(炭酸)というと、何かすーっとして「冷た気持ちいい」みたいなイメージがありますが
実際は、炭酸に包まれているうちに血流が活発になってホカホカしてきます。
髪や頭皮の汚れをしっかり落としてくれる
スパークリング(炭酸)シャンプーは毛穴などの奥に入り込んだ汚れを落としてくれるだけでなく
頭皮や髪に付着している汚れた皮脂や、ワックスなどについてもしっかり落としてくれます。
ここで注目するのは、洗浄成分に、炭酸ではない、強力で洗浄力が強い成分を使ってしまうと、頭皮や髪へのダメージも強くなってしまうということ
極端なことをいえば、洗濯用の洗剤で髪を洗えば、強力に汚れを落としてくれますが、それじゃあ、頭皮や髪がボロボロになってしまうって、すぐに分かりますよね
でも、炭酸は自然界にごく自然に存在する成分、しかもスパークリングシャンプーの炭酸は、頭皮と同じ弱酸性です。
ということは、頭皮などへの刺激がほとんど無いけれども洗浄力が上がるという、意外なメリットがあります。
スパークリング(炭酸)シャンプーの使い方やデメリット
シャンプー前にブラッシングや予洗いを
シャンプーする前に髪をしっかりブラッシングして、髪に付着したホコリなどをしっかり落とし
さらに、シャンプーする前にお湯で、髪や頭皮を洗って汚れを取っておくようにします。
なんでこれをするかというと、ちょっと勘違いな解説をしている人も多いんですが
あらかじめ髪や頭皮を綺麗にするのは、炭酸の頭皮への浸透をスムーズにするためです。
これはシャンプーを使わないで、お湯だけで髪を洗う「お湯シャン」をやっている人なら分かると思うんですが
髪の洗い始めっていうのは髪や頭皮に付いているホコリや皮脂で、お湯などがはじかれてなかなか汚れが落ちません
ところが30秒ほど髪にお湯をかけていると、お湯が髪に染み込んで次第にしんなりしてきます。
スパークリング(炭酸)シャンプーも同じ事で、最初は炭酸が、皮脂などに阻まれてなかなか頭皮に浸透しません
お湯だったら、それこそ「湯水のように」ジャバジャバかけていれば良いんですが
スパークリング(炭酸)シャンプーって、結構お値段もしますし
炭酸だっていつまでも残っているわけでなくって、シュワーって蒸発してしまいますから、それなりに時間との勝負になってきます。
頭皮に浸透を始めた頃には濃度が下がってたというんじゃね、勿体ないですし、効果も下がってしまいます。
だから、あらかじめ頭皮や髪の汚れをある程度、取って、お湯を染み込ませておくことで炭酸を効率的に浸透するようにするって事です。
それから、後で別に解説しますが、スパークリング(炭酸)シャンプーを選ぶなら、アミノ酸系のシャンプーを選ぶべきで
アミノ酸シャンプーって頭皮や髪へのダメージを最小限にするために洗浄力がマイルドなんで、そういう点でも汚れをしっかり落とすためには、ブラッシングや予洗いは必要になってきます。
スパークリング(炭酸)シャンプーは泡ででてくるものが多い
炭酸シャンプーって、たいがい泡で出てくるようになっています。
というのは、液体の形で出てきて、それを泡立てていると、炭酸が、どんどん飛んでしまって、炭酸濃度が下がってしまいますし
特に、先程お話ししたアミノ酸シャンプーの場合、泡立ちが弱いですから、その点でも液体だと、泡立てるのに時間がかかって炭酸が抜けてしまいます。
逆に液体のものは泡のものに比べてこれらのメリットが無いので、おすすめしません。
頭皮をマッサージするように洗う
炭酸をしっかり頭皮に浸透させるように、髪だけで無く、頭皮をマッサージするように洗います。
洗った後、洗い流すまで2,3分そのままで放置する
スパークリング(炭酸)シャンプーは炭酸による効果を期待するものですから
折角ですから、洗った後、2、3分は放置して、炭酸が頭皮にしっかり浸透するようにします。
スパークリングシャンプーは3日に1回は間違い?
よく、スパークリングシャンプーは3日に1回とか1週間に1回という人がいますが
それはおそらく、刺激の強い高級アルコール系の洗浄成分を使ったシャンプーで洗っている可能性が高いです。
一般に市販されていて、ホームセンターなどに並んでいるシャンプーのほとんどは高級アルコール系の洗浄成分を使ったシャンプーです。
テレビで高級そうに宣伝しているシャンプーもほとんどがこの高級アルコール系のシャンプーです。
高級アルコール系のシャンプー
10代や20代、あるいは頭皮トラブルなどとは無縁の人なら、これらの高級アルコール系のシャンプーを使用しても問題無いのですが
頭皮トラブルを抱えていたり、それなりの年代になって、薄毛や、頭皮の分泌が活発で無くなってきた人などだと、結構ダメージがあったりします。
それに加えて、洗浄力がパワーアップする炭酸が入ったスパークリングシャンプーを使えば、当然、頭皮へのダメージが気になってきます。
だから、毎日使うと、強い刺激が加えられ続けて頭皮や髪などにダメージがありますから、毎日使うなというアドバイスになります。
でもこれっておかしくないですか・・
髪や頭皮が傷むから3日に1回とか1週間に1回しか使わない方が良いなんて
もちろん、頑固な汚れがこびりついていて、たまに刺激が強くても、がっちり洗いたい派
みたいな人ならそれも有りかもしれませんが、それぢゃあ、炭酸の血流アップ効果が無駄になってしまいます。
一方、何度も繰り返しますが、アミノ酸系の洗浄成分は
高級アルコール系のシャンプーの洗浄力が強すぎることから
あえて洗浄力を弱めた、洗浄成分です。
高級アルコール系の強い刺激に慣れた人が、アミノ酸系のシャンプーで洗った後に、イマイチ、スッキリしないというコメントが出るほどです。
逆に言えば、アミノ酸系の洗浄成分を使っているスパークリング(炭酸)シャンプーであれば、適度に刺激が抑えられ
毎日洗っても頭皮や髪への影響は無く
炭酸の血流増加による頭皮の活性化効果もずいぶんアップします。
だって、炭酸の効果で血流が増加するっていっても、1週間に1回じゃ気休めにしかならないですよね
だから、せっかくスパークリング(炭酸)シャンプーを使うなら毎日使えるアミノ酸系の洗浄成分を使っているシャンプーを選ばなきゃ意味ないです。
因みに、アミノ酸シャンプーは高級アルコール系のシャンプーと違って皮脂を根こそぎ洗い流さず、適度に残してくれるので、通常はコンディショナーやトリートメントは使用しなくてもOKです(洗ってもキシキシしません)
アミノ酸シャンプーにコンディショナーはいらないって知ってましたか
スパークリング(炭酸)シャンプーの選び方
これまで書いてきたことをスパークリング(炭酸)シャンプーの選び方という観点からまとめると
・アミノ酸系のシャンプーを選ぶこと
・泡で出てくるタイプを選ぶこと
・せっかく頭皮の血流を改善する炭酸シャンプーを選ぶなら、さらに頭皮ケアに効果のある成分が配合されている物を選びましょう
スパークリングシャンプーのステラとは、漢方の効果や口コミを解析
取り敢えず、この3点を抑えておけば、スパークリング(炭酸)シャンプー選びで間違いは少ないと思います。
炭酸濃度については、通常であれば1000~5000PPM程度で問題ありません
美容室で行うヘッドスパでもだいたい1000PPM程度ですから
炭酸濃度には特にこだわる必要は無いと思います。
まとめ
スパークリング(炭酸)シャンプーは、炭酸の効果で
・頭皮の血流をアップさせ頭皮環境を改善する
・洗浄力がアップし、毛穴の中の汚れなど、細かい所まで汚れを落としてくれる
・頭皮の臭いなどを取り去ってくれる
ということが期待できます。
炭酸のシュワシュワ感が気持ちいいから、というようなメリットは、副次的なものですのでお間違いの無いようにしましょう(^_^)v
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