Amazon Echo(アマゾン エコー)がついに日本でも発売になりました。
Amazon Echoとは一体何?
Amazon Echoで、どんなことが出来るのでしょう?
Amazon Echoの使い方は?
そんな疑問にお答えします。
Amazon Echo(アマゾン エコー)とは
初代
Amazon EchoとはAmazonが2017年11月に日本で発売したスマートスピーカーです。(米国での発売は2014年)
AI機能によって、あなたが質問したことやリクエストしたことに対して回答してくれたり、音楽を鳴らしたり、家電製品の電源のオン、オフをコントロールしたりすることが可能になります。
Amazon Echoの種類は
Amazon Echoには3種類のスピーカーがあります。
Amazon Echo Plus:17,980円(最上位機種)
Amazon Echoの機能に加えて、照明器具やテレビ、空調機器などを遠隔制御するスマートホーム機能を備えています。
Amazon Echo:11,980円:標準タイプ
Amazon Echo dot:5,980円(小型廉価版)
Amazon Echo(アマゾン エコー)の主な機能
いずれのタイプもディスプレイのない、典型的なスマートスピーカーで、音声アシスタント「Amazon Alexa」により音声コントロールを行います。
「アレクサ」と呼びかけることで、スピーカーが反応し、音声操作で音楽の再生、天気やニュースの読み上げ、アラームのセットなどが簡単に行えます。
音楽が流れている最中、離れた所からでも、話しかけると、内蔵のマイクによって聞き分け音声コントロールが可能になります。
Amazon Echoの頭脳となるAlexaはネット上のクラウドをベースとした音声サービスで、あなたが話しかければ話しかけるほど、Alexaの語彙は豊富になり、あなたの好みや癖を学習します。
パワフルな全方向スピーカーで、ボーカルの声もクリアに聞こえ、低音もしっかり響きます。
月額定額のAmazon Music Unlimitedに加入していれば音声操作で、楽曲名やアーティストを指定して再生させたり、Alexaに選曲を任せることも可能です。
一言でAmazon Echoの機能を説明すると
あなたがAmazon Echo(アレクサ:Alexa)に話しかけた言葉を理解して、あなたの知りたい情報をネットから探し出してくれたり、パソコンや家電と連携して自動的にスイッチを入れたり、コントロール事も可能になります。
Amazon Echo
Amazon Echo(アマゾン エコー)でどんなことが出来るのでしょう
Amazon Music Unlimitedに対応、音楽が聞き放題に
Amazon Music Unlimitedに対応していて、通常は、月額980円、Amazonプライム会員は月額780円のところを、Echoを所有していると月額380円で利用でき、その他にも、Docomoの「dヒッツ」も対応するということです。
Amazon Music Unlimitedは月額定額で新曲から名盤まで4,000万曲以上が好きなだけ聞き放題のサービス
音声でAmazon Echoをコントロールして、自分の聴きたい曲やオススメの曲を自由自在に聞くことが出来るようになります。
ネット情報などを音声で効くことが出来る
Amazon Echoはアレクサ(Alexa)という言葉がキーワードとなっていて、「アレクサ」という音声が発せられると待機状態になり
「アレクサ 今日の天気予報を教えて」
「アレクサ 今日のドル円レートを教えて」
「アレクサ スマートスピーカーって何」
「アレクサ 315掛ける210はいくつ?」
「アレクサ ニュース教えて」
「アレクサ プロ野球の結果教えて」
などという、人間からの問に、ネット情報などを元に回答を教えてくれます。
「アレクサ 目覚まし止めて」
スケジュールなどの管理
Amazon Echoを介してスケジュールに予定を登録したり、Amazonでのショッピングリスト作成など、日常のスケジュール管理やTODOリストの作成
あるいは、目覚ましとしてアラームを鳴らしたり、煮込み料理などを作る際に、できあがりの時間を教えてもらうなどのタイマー機能もあなたの声で設定したり、確認したりすることが出来ます。
スマートホームとの連携
スマートホームに対応している家電などと連携して、電源のオンオフや、操作が可能になります。
例としては、照明、テレビ、エアコンなど
お遊び、会話
「オヤジギャグ聞かせて」
「歌を歌って」
「じゃんけんしよう」
「おはよう」
「疲れた」
「アレクサ 何が得意なの」
などの問いかけに答えてくれます。
Amazon Echo Plus
スキル(Skills)と呼ばれる一般サービスに対応
「スキル」はAmazon Echoだけでなく一般に確立されているテクノロジーで
スキルに対応している製品やサービスであればAmazon Echoを介して利用することが可能です。
例としては
・○○タクシーでタクシーをよんで
・クックパッドで○○のレシピを教えて
・アルクの英語クイズを開いて
・キクタンを開いて
・ピカチュウトーク開いて
・カラオケJOYSOUND開いて
などなど
Amazon Echo Dot
スキルに対応している例としては(例は一部)
・一般ニュース系:
ヤフーニュース、ダイヤモンド・オンライン、エキサイト、TBSラジオニュース
・経済系情報
MUFG、野村證券、じぶん銀行
・銀行系:入出金、残高の確認など
三菱東京UFJ、みずほ銀行、三井住友銀行、住信SBIネット銀行
・生活、料理、便利系:
クックパッド、映画.com、ヤフー!天気、知恵ラジオ、全国タクシー
・健康美容系:メイクアドバイス、食生活改善アドバイスなど
資生堂、@cosme化粧品ランキング、あすけん
・メーカー、販売系:オススメメイク、オススメ商品、クーポン情報
資生堂スキル、東急ハンズ、京王スキル、パルコスキル
・交通旅行関係:運行状況、乗り換え情報など
駅すぱあと、NAVITIME乗り換え案内、ANAスキル、JALスキル、京王スキル、JTBホテル検索
・ラジオ、テレビ、音楽系:
ラジコ、フジテレビスキル、AbemaTV、ミュージックシャワー
・ライフハック系:
集中タイム、LifeHacker News、チカの元気が出る一言
・英語学習:系
アルクの英語クイズ、キクタン、アルクの英語入門
・飲食系:
すき家のお弁当予約、スシロー、ぐるなび、食べログ
・スマートホーム系:
電気製品のコントロール、留守電、遠隔地見守りなど
・ゲーム、遊び
ピカチュウトーク、HEY MIKU!、駅しりとり、カラオケJOYSOUND
・癒やし系
エキサイトの各種音再生スキル、リラックス・ヨガ、528究極の癒やしミュージック
ウエブサービスとの連携
ツイッターやフェイスブック、Evernote、Gmail、LINEなどとIFTTという規格を通して連携させることが可能です。
例としては
・買い物リストをGmailに送信させる。
・TODOリストを完了したことをツイッターでつぶやく
・お気に入りのスポーツチームのスケジュールを訪ねると、グーグルカレンダーに次の試合のリマインダーが表示される
などなど
「アレクサ チキンのタイマーあと何分残ってる?」
「アレクサ クックパッドでジャガイモのレシピ教えて」
今後の機能の追加
Amazonの提供しているFire TVは英語版のAmazon Echoでは対応済みですから、日本語版に対応するのも時間の問題だと思います。
Fire TVと連携することで、Prime Video等の再生や動画操作が可能になり「○○の続き再生して」など、簡単な音声だけで映画などを見ている続きから再生可能になります。
あるいは
・○○の映画探して
・××(俳優)が出ている映画探して
・○分戻して
などの操作もできます。
その他、ピザの注文やゲームなど1000以上の機能拡張が予定されています。
参 考
「Alexa Skills」と呼ばれる、Amazon Echoシリーズの機能を拡張するためのプラットフォーム「Amazon Skills Kit(ASK)」と、Alexaの機能を外部端末で利用できる「Alexa Voice Service」の国内での提供開始も発表しています。日本企業がASKで開発した独自スキルは、2017年11月8日時点で265種類。開発した企業には、資生堂ジャパン、JTB、全日本空輸、野村ホールディングスなどがあります。
Amazon Echo(エコー)とEcho Plus(エコープラス)の違い
Echo(エコー)とEcho Plus(エコープラス)の違いは大きさやデザインが多少違うのを別にすると
Echo PlusはスピーカーのツイーターがEchoの0.6インチが0.8インチになり音質が多少良くなっている以外は
Echo Plus(エコープラス)にはスマートホームハブ機能が搭載されていることが主な違いになります。
現時点ではスマートホームに対応している電気製品は、日本国内ではフィリップの電球ぐらいですが、Amazon Echoが日本でも発売になった事で、今後続々とスマートホームに対応した家電が出てくることが予想されます。
Amazon EchoとEcho Dotの違い
Amazon EchoとEcho Dotの違いはEcho Dotが廉価版で値段が安くサイズが小さいこと
ただしその分スピーカーの性能はEchoよりも落ちるので、よりよい音声で聞きたい場合はEchoの方が良いです。
もっともスマートスピーカーとしての基本的な性能はEchoもEcho Dotも同じですからスマートスピーカー、AIスピーカーとしての機能を期待するならEcho Dotで全く遜色はありません
Amazon Echoの使い方
Amazon Echo購入後初期設定を行う必要があります。
電子デバイスに慣れた人なら簡単だと思います。慣れてない場合は慣れた人に手伝ってもらった方が良いかもしれません。
まずはAmazon Echoを購入後、電源をつないだあと、自宅のwifiに繋がっているスマホやパソコン、専用アプリを使ってAmazon Echoとwifiを接続します。
以上で終了
(はじめてだと戸惑って何回かやり直す場合もあるようです)
あとは、音声でコントロールするだけ
前にも言ったとおり
「アレクサ」と話しかけると、Amazon Echoが待機状態になり、
質問や指示に対応してくれます。
「スキル」などに対応したサービスなどを使う場合はあらかじめ、スマホなどを使って設定を行っておく必要があります。
まとめ
Amazon Echoは話しかけるだけで音楽を鳴らしてくれたり、タイマー機能や、色々な質問に答えてくれるスマートスピーカーです。
現時点ではスマートホームなどに対応している機器などが少なく、音声でコントロール出来るスマホ+αくらいの便利なおもちゃレベルの機能ですが
今後、Amazon Echoの発売に伴い対応出来る電気製品や電子デバイス、サービスなどが急速に普及してくることが予想され
AIを利用した電子機器や家電製品などの普及も相まって
SFなどに出てくる未来の生活
「朝ご飯が食べたい」「洗濯して」などと口で言うだけで、家の中の家電やロボットが勝手にやってくれるような生活が、夢物語で無くなってきました。
まだまだスタートラインに立ったばかりとも言えますが
Amazon Echoはその近未来への入り口になるとも言えるデバイスでしょう。
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