記事内に広告を含む場合があります。

石油系シャンプーは本当に危険なのか、シャンプー選びの基礎知識

シャンプー

 

最近シャンプーの情報を得ようとあちこちのサイトを見ると目に付くのが

「石油系シャンプーは危険」選んじゃダメという記事です。

でも、本当に石油系シャンプーは危険なのでしょうか

 

そもそも私は石油系なるシャンプーって見たこと無いんですけど、あなたは見たことありますか?

その辺りの事情を解説します。

これ知らないと、いいかげんな情報に踊らされて、怪しげなシャンプーを購入してしまうことになりかねません

 

石油系シャンプーってどんなシャンプー

石油系シャンプー

 

石油系のシャンプーって存在するのか

はっきり言って石油系のシャンプーって無いです。

存在しません

強いて言えばある種のシャンプーを「石油系シャンプー」と呼んでる場合があります。

 

じゃあそれが石油系かというと、みんながそういう風に呼んでるんだったらそれでもいいじゃないという考え方もありますが、中には、その「ある種のシャンプー」以外にも本当に石油系と称するシャンプーがあると信じ込んでいる人もいるのでややこしくなります。

 

石油系と呼ばれるある種のシャンプーとは

ネットなどを見ると、高級アルコール系のシャンプーを石油系のシャンプーと呼んでいる場合が結構あります。

でも、ちょっとおかしい、誤解もあります。

高級アルコール系のシャンプーをなぜ石油系のシャンプーと呼ぶのでしょう

諸説あります。

 

石油コンビナートと石油の化学合成

 

石油から作られているから

高級アルコール系のシャンプーは原料が石油だからと言う人がいるのですが、高級アルコール系のシャンプーの原料はヤシ油などの植物油です。

今時石油を原料にしているシャンプーなんて存在しません。

 

石油より植物油の方が安いからという説明をしている人もいます。

それもあるのでしょうが、今時石油が原料とか言えば、そのシャンプーは絶対売れないと思いますし

そもそも、シャンプーの原料などは、大手の原料製造会社から仕入れ、シャンプー会社が色々な成分を混ぜ合わせているだけですから、一部の製品だけ石油から作ったシャンプーの成分を使っているということもまず考えられません。

 

植物油脂から作られているシャンプー

 

今は植物油から作られていても昔は石油から作っていた

40年くらい前までは、石油を原料にシャンプーが作られていたという主張です。

40年前のシャンプーの原料が石油だったかどうか私は知りませんが、もしそうだとしても、今は石油では無く植物油脂から作られています。

 

シャンプーや石鹸は全部石油から作ることが出来ます

昔は石油から作られていたんだから石油系と呼んでいいんじゃないという人もいるかも知れません

でも現在流通しているシャンプーは大まかに成分によって3種類あり

 

・高級アルコール系(石油系?)

・アミノ酸系(いわゆる高級シャンプー)

・石鹸系(アルカリ性で髪への刺激が強いのであまり一般的で無い)

 

この3種類全部石油から作る事が出来ます。

 

実際は全部植物油から作られています。

それなのに高級アルコール系のシャンプーだけを石油系って呼ぶのは、やはり違和感があります。

 

シャンプーしている人

 

市販されているシャンプーは実質的には100%石油系

100歩ゆずって、ここでは高級アルコール系のシャンプーを石油系のシャンプーと呼ぶことにしましょう。

先程シャンプーには大まかに成分によって3種類に分けられると言いました

・高級アルコール系(石油系)

・アミノ酸系

・石鹸系

 

このうちアミノ酸系は値段が高いこともあり、美容室や通販で販売されていることがほとんどです。

石鹸系も、一般の商店の棚の隅っこで売られていることもありますが、石鹸はアルカリ性で、髪への負荷も高く、特殊なリンスで中和する必要があることなどから、

頭皮にアレルギーがあって、かぶれやすい人、あるいは石鹸は自然界で分解しやすいことから自然系のものにこだわりがある人などが使いますがあまり一般的ではありません

 

ということは、よほどシャンプーにこだわりがあり、高価なアミノ酸系のシャンプーをサロンや通販で手に入れている人以外は、ほとんどの人は石油系のシャンプーを使っていることになります。

 

シャンプーしている人

 

石油系は危険だというサイトはアミノ酸シャンプーを売っている

よく調べもせず適当に記事を書いているサイトもありますが、

「石油系のシャンプーは危険だ」
などと書いているサイトの多くはその後でアミノ酸系のシャンプーを販売していたりします。

 

そんなに危険なシャンプーが広く一般に販売されているの

あなたがホームセンターやドラッグストアなどに行って手にするシャンプーはほとんどが高級アルコール系(石油シャンプー)です。

そんな危険なものが本当に広く一般に販売されているのはおかしくないですか。

厚生労働省は一体全体何をしているのでしょう。

ていうか、石油シャンプーは広く一般的に使われているシャンプーで、別に悪くはありません。

 

髪を大切にしている人

 

そうは言っても高級アルコール系のシャンプーはオススメはしません

そうは言っても、じゃあ、高級アルコール系のシャンプーを気兼ねなくどんどん使いましょうというわけではありません。

やはり、高級アルコール系のシャンプーは洗浄力が強力です。

 

皮脂の分泌が活発な若い人や脂性の人なら良いのですが、30代を超えた頃から人は皮脂の分泌が徐々に少なくなってきます。

となると、やはり髪や頭皮へのダメージが気になります。

 

毎日、高級アルコール系のシャンプーで髪を洗わなければならないというのは、シャンプー会社さんが作りあげた一種の都市伝説です。

若い頃なら皮脂の分泌も盛んで、快復力も強いのである程度対応可能ですし、それなりに頭皮や髪を綺麗にしておく必要もあるかもしれませんが、ある程度の年齢になったら、毎日シャンプーで髪を洗わなければならないということはないですし

シャンプーを使わないお湯シャンをするという方法もあります。
(お湯だけで頭や髪を洗う方法、最近は芸能人にもお湯シャンが増えている)

お湯シャンだけではどうしても汚れが落ちないという人は、アミノ酸系のシャンプーを使うと言うことも考えてみるのも良いと思います。

 

まとめ

石油系シャンプーなるものは存在しませんし、借りに高級アルコール系シャンプーを石油シャンプーと呼ぶにしても、市販されているシャンプーのほとんどは石油系シャンプーという事になります。

時々、石油系シャンプーは使うなといいながら紹介しているシャンプーが高級アルコール系だという笑っちゃうサイトも時々あります。

 

とは言っても。高級アルコール系のシャンプーは髪や頭皮への刺激が強いですから、ある程度の年齢になったらシャンプー剤を使わないお湯シャンや、アミノ酸系のシャンプーを取り入れることも考えてみた方が良いでしょう。

 

シャンプーの洗浄成分の種類は3種類、その違いと特徴は?

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました