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スルホコハク酸ラウレス2Na(シャンプーの洗浄成分辞典)

シャンプー

 

シャンプーに使われている洗浄成分「スルホコハク酸ラウレス2Na」とはどのような成分なのでしょう

その特徴や

シャンプーの洗浄成分としてのメリットやデメリットについて解説します。

 

スルホコハク酸ラウレス2Naの特徴

一般に市販されているシャンプーのほとんどに使われている高級アルコール系の洗浄成分に比べると、目や皮膚に優しく、刺激はそれほど強くない
(悪くいえばその分洗浄力は劣る)

アミノ酸系の洗浄成分に比べると刺激は若干強いが洗浄力は若干強く、アミノ酸系のシャンプーでは、さっぱり感に乏しいという不満がある人には良いかもしれない。

 

ただし、ダメージヘアーの人や、頭皮にトラブルを抱えている人の場合は若干要注意です。

アミノ酸系シャンプーの洗浄力を補強する目的でサブの洗浄成分として配合されることもあります。

化粧品に配合される場合は、

起泡・洗浄剤として配合

シャンプー製品、洗顔料、ボディソープ製品などに使用されています。

起泡・洗浄に関しては、低刺激性の洗浄剤であり、一般的に優れた起泡力を示すことが知られています。

また、ラウリル硫酸Naなどのアルキル硫酸塩と併用するとそれらの皮膚刺激性を低下させるという特徴を有しています。

 

スルホコハク酸ラウレス2Naのメリット

・アミノ酸系のマイルドな洗浄力に比べると、洗浄力が高いため、洗った後にさっぱり感がある。

・ほとんどの市販のシャンプーに使われている高級アルコール系の洗浄成分に比べると刺激が弱く、頭皮や髪へのダメージが少ない

 

スルホコハク酸ラウレス2Naのデメリット

アミノ酸系の洗浄剤に比べればやはり刺激が強く、頭皮トラブルや髪へのダメージが気になる人だと、イマイチの成分

 

スルホコハク酸ラウレス2Naの安全性

・1930年代からの使用実績
・皮膚一次刺激性:10%濃度以下においてほとんどなし-軽度
・皮膚一次刺激性(皮膚炎を有する場合):10%濃度以下においてほとんどなし-軽度
・皮膚累積刺激性:ほとんどなし-軽度
・眼刺激性:詳細不明
・皮膚感作性(アレルギー性):ほとんどなし
・皮膚感作性(皮膚炎を有する場合):ほとんどなし

シャンプーなどの短時間の使用として皮膚から完全に洗い流すように設計された製品において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。

 

まとめ

ベストではないけれどベターな洗浄成分

アミノ酸系の洗浄成分であれば、刺激が少なく、マイルドな仕上がりになりますが、それに比べれば、刺激は若干強め

 

とはいっても、一般に市販されている高級アルコール系の洗浄成分に比べれば、ずいぶんと頭皮や髪に優しい成分ではあります。

アミノ酸系よりも若干、お値段も低めになりますので、スルホコハク酸ラウレス2Naをメインの洗浄成分に使っているシャンプーだと、値頃感はあるかもしれません。

 

普通に市販されている高級アルコール系のシャンプーを使用していて、大きな問題が無いのであれば、使っても良いと思います。

 

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