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動体視力トレーニングメガネ、ビジョナップの使い方を仕組みから解説

スポーツ

 

動体視力トレーニングメガネ、ビジョナップは一言で言うと

電気的なシャッターを短時間で自動的にオンオフし、目に見える視界を制限することで動体視力を鍛えるメガネで

動体視力が重要な役割を果たす、全てのスポーツの能力向上に効果があるトレーニング用のメガネです。

このビジョナップの使い方を仕組みから解説してみたいと思います。

 

ビジョナップ

 

ビジョナップの仕組みの基本は周波数と遮断率の設定

ビジョナップの仕組みの基本は周波数とDuty Ratio(遮断率)の設定になります。

周波数と遮断率の設定によって、動体視力トレーニングをするときの負荷の強さを調整します。

それぞれの項目について解説すると

ビジョナップに設定する周波数

ビジョナップに設定する周波数は、1秒あたりのシャッターのオン、オフの回数です。

ビジョナップに設定する周波数の仕組み

設定出来る周波数は

1、3、5、10、20、30、50、80、100、150(Hz)の10段階になります。

(Hz:ヘルツは1秒あたりの回数=周波数になります)

大雑把な言い方になりますが周波数が高いほど、自然な見え方に近く、連続して視界が開けるので

「楽に見える」と言えるかもしれません

 

例えば、昔のインバーター(電子安定器)のついていない蛍光灯ですと、交流ですから、西日本であれば60Hz、東日本であれば50Hzでオンオフを繰り返すことでちらついて見えます。

それでも蛍光灯の光で、物を見るときに大きな支障はないということは分かると思います。

注:インバーターは電源をいったん直流に変え、さらに20~50KHzの高周波に変換して蛍光灯を点灯させています。

 

あるいは、テレビなどの動画は1秒間に30枚の静止画像を映しているのですが、人間の目には静止画ではなく、滑らかな動画として認識しています。

ですから、この後に説明するDuty Ratio(遮断率)を低く設定し、設定周波数が高ければ、目にかかる負荷は低くなります。

 

ビジョナップの周波数と遮断率の関係

Duty Ratio(遮断率)

ビジョナップは電子的シャッターで、設定した周波数でオンオフを繰り返しますが

オフの時(シャッターが降りていて全く見えない状態の時)の時間を変更することが出来ます。

 

設定出来るのは30%、50%、70%の3段階です。

例えば、1秒間に1回だけオンオフを繰り返す1Hzに周波数を設定しDuty Ratio(遮断率)を30%に設定した場合

見えない時間が0.3秒、シャッターが開いて見えている時間が0.7秒となりこれを繰り返します。

 

Duty Ratio(遮断率)が高くなれば見えていない時間の割合が高くなるので、それだけ動いているものは見えづらくなります。

また、Duty Ratio(遮断率)が高くなれば、目に入ってくる光の量も少なくなるために

目に映る画面が暗くなる、あるいは明るいところで無いと使いづらいというデメリットがあります。

 

ビジョナップ

 

周波数やDuty Ratio(遮断率)設定のコツ

周波数の設定のコツ

周波数を低くするとそれだけ、1回あたりの点滅の間隔が長くなり、動いている物が見えている時と見えていないときの時間がそれぞれ長くなります。

極端に言えば暗闇でストロボをたきながら飛んでくるボールを見るように

断片的にぱっぱっと見える感じになり

動いている物を捉えづらくなり、トレーニングの負荷が強くなります。

 

逆に周波数が高くなれば、一瞬だけ動く物が消えてすぐに見えるようになりますから、見た目的にはチラチラして、多少見えにくくなるという感じです。

簡単に言えば

「周波数が低いほど負荷が強くなる」

と考えれば良いでしょう。

 

トレーニングするときには、最初は50Hz程度からはじめて、慣れるに従って30Hz、20Hz、10Hzと下げていきます。

5Hz以下はビジョナップに慣れてきた段階で、基本的な訓練を繰り返すような場合に使用します(集中力のアップに効果があります)

・野球でティーアップしたボールを打つ

・テニスやバレーのサーブの時のトス

・武道や格闘技の方の練習

など

 

逆に50~100Hz以上の高速の点滅になると、通常の見え方と同じように見えるような気がしますが

ストロボ効果やスローモーション効果という特殊な見え方をするので、高速で移動する物やボールの回転などを、まるで静止しているかのように見る事が出来るようになります。

その結果、高速で移動するものの「軌道」が捉えやすくなり、ボールなどの未来位置を予測する能力を高めることが出来るようになります。

注:動体視力のトレーニングにはなりますが、試合中に使っても、速い動きを捉えやすくなるわけではありませんので、危険ですし、競技のパフォーマンスは落ちます。

 

ビジョナップでストロボのように見える野球のボール

Duty Ratio(遮断率)の設定のコツ

Duty Ratio(遮断率)が高いほど負荷がかりますが、通常は50%に設定してトレーニングを行います。

より負荷をかけたい場合は70%に

50%では、ちょっと難しいと感じる場合には、30%に下げて慣れてきたら50%に戻すようにします。

 

ビジョナップのセッティング方法

ビジョナップはフレーム部分にある電源ボタンを長押しするとオンになります。

電源が入っている状態で、電源ボタンを軽く押すと周波数のセッティングモード(h)と遮断率のセッティングモード(d)が切り替わります。

電源が入っている状態で電源ボタンを長押しすると電源が切れます。

周波数または遮断率のセッティングモードを選択した後UP、DOWNボタンを押して所望の設定に切り替えます。

 

ビジョナップの操作方法

 

ボールが止まって見える。バッターが投手の投げたボールを捉える原理

 

まとめ

ビジョナップの仕組みは電子的にシャッターを開け閉めすることで、視界を制限し

断続的に動いている物を見ることで、動体視力

特に、動いている物の未来位置を予測する能力が鍛えられることになります。

 

仕組みとしては、電子的シャッターの開閉の間隔(周波数)と遮断率(見えない時間の割合)を組み合わせることで、

慣れないうちは負荷を軽くし、動体視力が鍛えられて慣れてくるに従って負荷を高めてトレーニングする事が出来るようになっています。

 

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