原因不明の体臭、あちこちの病院にまで行ったけれど原因が分からない
でも、周りの様子から、明らかに自分の体臭がきつい様子がはっきり分かる。
どうしていいのか分からない
職場に通うのも辛い、生きているのさえ苦しくなってくることがある。
自分の体臭をとにかく何とかしたい
そういうあなたのために原因不明の体臭の本当の原因は何なのか
そして、くさい体臭を消す対策について徹底的に究明してみました。
まず、ありふれた体臭の原因ですがもう一度見直してみましょう
あなたからすればそんなこととっくにチェックしているよという内容かもしれませんが、体臭が臭いということは色々な要素が複合している場合もあります。
そこでありふれているとは思いますが、もう一度、一般的な体臭の原因について確認してみます。
頭から臭いがする
頭から臭いがする場合でもいくつかの原因があります。
脂漏性皮膚炎
頭部からの皮脂の分泌が多いと脂漏性皮膚炎になって、加齢臭のような脂くさい臭いがします。
皮膚が湿疹状態になっていなくて、その前段階ぐらいだと、自分が脂漏性皮膚炎だと気が付かない場合もありますし、単に皮脂の分泌が過剰だという場合もあります。
一般に市販されている高級アルコール系のシャンプーを使っていると脱脂力が強く、頭皮の皮脂を根こそぎ洗い流してしまうので、皮膚が過剰に反応して大量の皮脂を分泌するようになります。
多少値段がしますがアミノ酸系のシャンプーを使うか、あるいはシャンプーを使わないで頭を洗うお湯シャンという方法もあります。
アミノ酸系のシャンプーは、洗浄力がマイルドで、適度に皮脂を残すように汚れを洗い流してくれるので、頭皮が過剰反応して皮脂をジャブジャブ分泌する必要が無く、結果的に髪や頭皮のべたつきを押さえる事になります。
耳の後ろを洗い流し損ねている
そんな馬鹿な、と思うかもしれませんが、耳の後ろを洗い流し損ねていて汚れが落ちてない場合が結構あります。
耳の後ろは皮脂腺が多く、意外とくさくなる場所です。
耳の後ろは手が回りにくく、意識も行かないので結構洗い流し損ねていることが結構あり、
髪や頭の前半分をいくらしっかり洗っていても、耳の後ろを洗うのがおろそかになっている人がいて、獸くさい臭いを出している場合があります。
ワキガ
ワキガならすぐに分かるはずですが、ワキガ単独だとほとんど臭いがない場合でも、他の原因による臭いと混ざり合わさることで、臭いがより強く感じられてしまう場合が考えられます。
口臭
虫歯や歯周病など
虫歯や歯周病、歯石、歯垢の他に口内の細菌が増えて唾液がくさくなったり、舌がくさいなどの場合があります。
胃の不調
暴飲暴食やストレスなどによって急性胃炎や慢性胃炎、胃潰瘍などになると息がくさくなります。
飲酒や喫煙も胃の調子を悪くすることが多いです。
膿栓(臭い玉)
喉の奥の扁桃の所に濃栓(臭い玉)は出来ます。
膿栓(臭い玉)は扁桃にある穴の中に粘液と細菌の死骸が集まって出来る乳白色の米粒大のかたまりです。
要は膿ですから膿栓(臭い玉)を潰すと悪臭を放ちます。
自臭症
本当は全く臭いなど出ていないのに、精神的ストレスや対人関係がうまくいかない事からくる場合や、うつ状態からくる妄想の場合があります。
あるいはわずかな体臭を過大に捉えてしまったり、臭いに敏感になりすぎている場合もあります。
原因不明の体臭の本当の原因はもしかしてこれでしょうか
魚臭症(トリメチルアミン尿症)
身体から魚臭がする場合は魚臭症を疑われる場合があります。
悪臭の原因であるトリメチルアミンを体内で分解出来ないために悪臭を出す病気です。
抜本的な治療法はありませんが、トリメチルアミン(&その材料となる成分)を多く含む食材を食べることを制限することでかなり体臭を押さえる事が出来ます。
量を控える食品の例
卵、レバー、空豆、ピーナッツ、大豆製品、シーフード類など
詳しくは昭和大学のサイトで確認ください(申し込めば尿検査などもしてもらえるようです)
関連サイト(魚臭症関連サイト)
(外部サイトになります)
肝臓や腎臓などの内蔵機能の低下
胃の不調による口臭などの他にも内臓の不調により身体から各種の臭いが出てくることがあります。
肝臓機能の低下によるアンモニア臭
肝臓機能が低下すると、臭い物質であるアンモニアを尿素に分解出来なくなって、体内にアンモニアが蓄積しアンモニア臭が発生します。
腎臓の不調による悪臭
腎臓は体内にたまった老廃物や有害なものを尿の中にこしだして、体外に排出する機能がありますが、この機能が低下すると老廃物や尿素が排出されにくくなります。
そして尿素などが体内にたまると肝臓におけるアンモニアの分解も進まなくなり、悪臭が発生します。
糖尿病による体臭
糖尿病になると、インスリンが上手く分泌されないことから糖分を分解が出来なくなりエネルギー不足になります。
このエネルギー不足を補うために、体内の脂肪が分解され、この時にケトン体というものが作られ、これが原因で甘酸っぱい体臭を発生させます。
腸の不調、悪玉菌の増加
腸の状態が悪くなるということは腸の中で悪玉菌と呼ばれる腸内細菌が増加し、腸内環境が悪化するということになります。
悪玉菌が増えればアンモニアや硫化水素などの有害物質が多く発生し、腸内にある便が腐敗したり悪臭を放つ原因になったりします。
便秘
便秘になるということは端的に言えばウンチが体内に長らく対流すると言うことです。
毎日スッキリしていれば便器の中に流し込むはずの物質が体内に2日も3日も残っているのですから、当然臭いも発生してきます。
便の中にあるアンモニアや悪臭物質が大腸の中で再吸収され血液を通して汗や呼気の中に出てくる訳です。
肉や油分の多い食事
肉類など多く食べているとどうしても分解された時にアンモニアなども多く生成されることになりますし、腸内で悪玉菌が増える原因にもなります。
そうなれば当然悪臭の原因になります。
ストレス
ストレスが強いと血流などが悪くなり内蔵機能が悪化します。またストレスで胃がきりきりと痛むなんて話もありますね。
またそれだけではなくストレスによってアドレナリンや男性ホルモンが余分に分泌されて、この影響でそれだけ体臭がきつくなる場合もあります。
原因不明のくさい体臭を消す対策
ある程度原因が特定出来る体臭の場合はそれぞれ対応するれば良いのですが、中にはいくつかの原因が複合した結果、ものすごい体臭になっている場合もあります。
例えば、肝機能、腎機能は検査しても基準値にはおさまっているけど、かなり弱っていて、ちょっと無理をすると、分解能力の限界を超えてしまう、さらに病院に行くほどではないけれども胃腸の調子が微妙に悪く、更に便秘もある。
など、それぞれは大した事無くても、色々な要因が重なることで、はっきりとした体臭となって表れている場合があります。
こうなると何が原因か分からないけど、体臭がきついという悩みに繋がってきます。
それぞれ思い当たるところがある場合は、それぞれ原因を潰していくとして
原因不明の体臭を抑えるための対策としては
規則正しい生活
夜更かしをしたり毎日違う時間に寝ていたりすると、睡眠不足や体調不良になりやすく、内臓や便通が悪くなりますから、規則正し生活を送るように気を付けます。
飲酒を控える
過度の飲酒は肝機能を低下させたり、胃をあらして、口臭の原因になったりします。
また、アルコールが分解されるとアセトアルデヒドや酢酸という臭いの強い物質に変わりますから、これも直接、体臭の原因になります。
禁煙
タバコはタバコの臭いそのものが悪臭の原因になるほか、アンモニアや、酢酸、などの悪臭物質を体内で発生させますし
喫煙による血行不良、タバコに含まれる有毒物質やアセトアルデヒドなどの影響によって肝機能が低下し、アンモニアなどの分解能力が低下します。
ストレスを減らす
簡単に減らせないからストレスはストレスになるんですが、なるべく無用なストレスはため込まないようにしましょう。
汗をかく
汗は臭いの元になるものではありますが、逆に長らく汗をかかないでいると、毛穴の中に老廃物質がたまって腐敗し、悪臭を発生する原因になります。
ですから、適度な運動を行って汗をかいて、毛穴に詰まった老廃物質を洗い流してやる必要があります。
食生活の改善
規則正しい食事
不規則な食事は胃や腸に負担をかけ、調子を悪くする原因となりますから、規則正しい食や暴飲暴食に気を付けるようにしましょう。
腸内環境に良い食事
例えば玄米に含まれる糠は腸内細菌の良いエサになることから、腸内細菌の活動を活発にして便の量を増やし、便通を良くすることに効果があります。
あるいはヨーグルトを食べることでも腸内細菌に好影響を及ぼし、腸を刺激することで便通を良くします。
肉類や脂っこいものを減らす
肉類や脂っこいものはアンモニアやケトン体などの悪臭成分を多く生成する事になりますし、腸内の悪玉菌を増やす原因にもなりますから
なるべく食生活は和食中心にして肉類や脂っこいものは減らすようにします。
消臭サプリメント
根本的解決にはなりませんが、本当に原因不明で困っているなら、体内の悪臭物質をサプリに含まれる消臭成分で減少させることで、それなりに効果が期待出来ます。
デオラボのハーバルスタンダードは特に便臭に効果があります。
まとめ
原因不明の体臭で悩んでいるならもう一度原因を追及し直してみることも大切です。
もしかしたら意外なところに原因があったり、あるいはいくつかの要因が重なって、体臭となって現れている可能性もあります。
どうしてもくさい臭いの原因が特定出来ない場合は、自分の生活習慣を見直してみることで意外と解決する場合もあります。
コメント