Nikon双眼鏡アクションEXは、Nikonの双眼鏡の中ではエントリーモデルとプロ仕様モデルの中間、標準的な双眼鏡に位置づけられ、
アクションEXには7×35CF、8×40CF、7×50CF、10×50CF、12×50CFの5つのタイプがあります。
1kg前後の重量があるものの、防水仕様で、フィールド活動においてある程度本格的な双眼鏡として使用することができます。
このアクションEXの口コミについて取りまとめ、口コミの内容について利点欠点を含めて分析評価してみました。
Nikon双眼鏡アクションEXの口コミ
Nikon双眼鏡アクションEXの良い口コミ
・中心部の像は納得できる鋭さがあり、月もぼやけることなく、木星の衛星もしっかり見える。周辺部はかなり歪むが、流し見する分は特に違和感はない(7×35)
・野鳥観察に購入。視野が広く、焦点の調整もしやすく、明るくて見やすい(10×50)
・像のコントラストや見え味は伝統あるニコン品質で素晴らしい(7×50)
・都会と違って山奥だと光害が極端に少ないので裸眼でも十分にたくさんの星が見えるが、この明るさと見掛け視野の広さで見上げると視界中明るい星だらけになり、まさに「スターダスト」とか「宝石箱をひっくり返した」という言葉がピッタリ(8×40)
・夕暮れ時の森の中でも遠くの枝の一本がくっきり見えるし、そんな薄暗い状況でも野鳥の観察が出来る。誰かが言っていたが、3Dのように立体的に見える、という意味がこの双眼鏡を使って初めて解った(7×50)
・3D映画のような立体感なのに広範囲にピントが合う。、視野が広いので、野鳥を追いやすい。 明るいので、夕方でも野鳥を見る事が出来る。夜空の星観察も出来る。画像が鮮明なので、倍率は8倍でもかなり遠くまで見える(8×40)
・メガネを掛けたままでも見やすい(8×40)
Nikon双眼鏡アクションEXの悪い口コミ
・視野の中心95%は恒星が点像を結ぶが、木星や金星等、明るい星が視野の最外周の(5%程度)に来たとき点像を結ばない。もっとも実際の観望時にそのような意地悪な条件になる事はほとんどないので、普段使いでは気にならない(7×50)
・対物のキャップがちゃちくてとれやすい
・取扱説明書が簡単すぎる。
・見え味を同じNikonの双眼鏡”10×25HG L DCF”(注:Nikonの上位機種)と比較すると倍率の差を考慮しても「コントラストと解像度」に劣り、河川敷の対岸の野球場のスコアボードの文字が読める/読めないの差になって現れる。一方視野の広さは魅力的で、覗きこむような窮屈感が無いのがいい。ただしこれも、目幅とアイポイントをきっちり合わせた場合のことで、スイートスポットが狭い。
Nikon双眼鏡アクションEXのその他の口コミ
・三脚への取り付けは、双眼鏡を裏返して自在雲台に取り付ければ、アダプタ無しでそのまま使用できた(10×50)
・上を見ればきりが無いのが、光学製品。コスパを求めればこの辺になるのでは?価格を考えれば十分満足な性能(8×40)
・周辺部の解像度という点を指摘する人がいるが、明るいことと、視野が広いことはそれ以上に野鳥観察に有益だと思う。もっとお金が出せれば上位機種を購入すれば良いが、実売2万円ほどでこの性能が買えるというのは、素晴らしいと思う(7×50)
・それなりに大きさと重量があるが、クルマで移動して多少歩きながら野鳥を観察するパターンなら特に問題にならない。非常に握りやすく(双眼鏡で握りやすさは重要)安定している(7×50)
・安いので、高級品と違い、気軽に使える(12×50)
・難をあげれば、1kgの重さ。常に持ち歩きたいのであれば、おすすめできない。部屋に置いておいて夜空を見る、車にのせておいて、ドライブ中に景色や空を見るといった使い方をした方が良い(7×50)
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Nikon双眼鏡アクションEXの口コミを評価分析してみました
Nikon双眼鏡アクションEXの口コミを特徴や利点、欠点などを含めて評価分析してみました。
立体感に優れている
Nikon双眼鏡アクションEXについて、多くの人が絶賛していたのが、画像に立体感があるというものでした。
野鳥観察や登山において周囲の絶景を立体感を持って観察できるということは、何にもまして感動できる特徴だと思います。
ダハプリズムの機種では出せない立体感をポロプリズムのアクションEXでは十二分に発揮しているという事かも知れません。
明るい
画面が明るいという点も、多くの人が指摘しています。
特に夕暮れ時の野鳥観測でも、しっかり野鳥の姿が捉えられるとか、星空の輝きが絶品だというコメントも多く寄せられています。
特にオススメなのは製品仕様を見れば分かりますが
アクションEX7×50CFタイプの明るさが50.4と、一般的な双眼鏡では上級機種と比べてもTOPクラスの明るさを誇っています。
夜空の星を観察したいとか、夕暮れ時の薄暗い場面で使いたいという人は、7×50CFタイプを選ぶと良いと思います(製品仕様「明るさ」参照)
他のタイプだと、同レベルの他機種の双眼鏡よりは明るいですが、もしかしたら感動するほどの明るさでは無いかもしれません(^_^;)
メガネをかけての使用に支障が無い
メガネをかけたまま双眼鏡を使用するにはアイレリーフが14mm程度以上あると見やすいと言われていますが
アクションEXはアイレリーフが16.1~17.3mmあり、メガネをかけての使用に支障はありません。
周辺部の画像がボケている
この点については皆さん一様に指摘されているので、間違いありません。
ただし、実用上ほとんど問題にならないのと、価格性能比から、全く問題にしていない人から、ごく少数ですが最低の評価を下している人までそれぞれです。
個人の感じ方の問題ですが、どうしても気になるという人には向いていないかもしれません。
それなりの重量がある
アクションEXはタイプによりますが、重量が1kg前後あります。
ですから、光害のない山の上で是非、満天の星空を双眼鏡で眺めてみたいというような目的意識があるとか、移動は車で行うので重さは気にならないという様な場合でないと、普通に持ち運びするにはちょっと重いかもしれません。
また、長時間、連続して双眼鏡を覗くという場合にも、かなり腕に負担がかかります。
この場合、三脚(&双眼鏡用三脚アダプター)を使用するという方法もあります。
(注:Nikon製品であれば三脚アダプターTRA-2、TRA-3が適合)
まとめ
光学製品専門のNikonの双眼鏡としては中堅どころの製品で、コスパ的に優れています。
一般的な双眼鏡、一般的な使用という面では充分な性能を持っていますが、このクラスにまで手を伸ばす人は、やはり上級機種も視野に入っているので
プロ仕様クラスの上級機種に比べると見劣りすると感じる人もいるでしょう。
もっとも、高機能を追求すれば価格との兼ね合いで、きりがありませんので、使用目的に対してどこまでクオリティーを追求するかということにかかってきます。
アクションEXは、汎用機としては充分な高性能、特に明るさや立体感については満足出来る性能を誇っており、価格的には十分納得できる製品だと思います。
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