ハズキルーペのCMで菊川怜さんでも違和感があるのに24歳の武井咲さんが起用されていることに皆さん驚いているようです。
そもそも、ハズキルーペって老眼鏡じゃないの
若いタレントを広告に起用するのは販促ならぬ反則じゃないの
そういう声もちらほら聞こえてきます。
ハズキルーペは一体何歳ぐらいから使うものなのでしょう
あるいは逆に、若い人は使っちゃいけないのでしょうか
ハズキルーペはルーペ(拡大鏡)であって老眼鏡じゃありません
「ハズキルーペはルーペ(拡大鏡)であって老眼鏡じゃありません」
って、昔、プリヴェAGさん(ハズキルーペを販売しているハズキカンパニーさんの旧社名)から直接クレームを頂いたことがあります。
私がブログの中で
ハズキルーペは・・ろーがん、ろーがん、老眼の度数が、お年寄り用で・・
とかしきりに書いていたんで
「ろーがん鏡って言わないで、ルーペですから」とチェックが入ってしまいました。
確かに、ハズキルーペは老眼鏡ではなくルーペです。
手元の小さなものや細かい文字を拡大してみるためのものです。
ルーペですから小学生が使っても何ら問題はありませんし・・
フレームのサイズは一定なので、小学生だとさすがに大きすぎてフィットしないかもしれません・・
当然10代、20代の人が使うこともあると思います。
時計の修理とか、細かい工芸作業、ネイルアートとか
ですから、純粋にハズキルーペはルーペと考えれば、年齢に関係なく使う事は可能です。
でも、ハズキルーペが売れているのは高齢者層
ハズキルーペはルーペですからもちろん、両手を使って行う、細かい作業のために使うのは何ら問題ありません
特殊な細かい作業を仕事として行っている人もいるのでしょうから、そういう人にとってハズキルーペはとても便利なグッズだと思います。
とはいうものの
近年ハズキルーペがもてはやされるのは
少子高齢化
高齢者が増えたからだというのも真実です。
ハズキルーペで1つ誤解されているのは
ハズキルーペは老眼鏡ではないということ
単に、焦点距離を合わせられないだけなら老眼鏡だけでことは足りるはずです。
それなのになぜハズキルーペかというと
目は年齢と共に衰えていきます。
目のレンズが固くなって、近くに焦点が合わなくなるだけでなく(老眼)
水晶体が濁ってきて、目に映る画面にもやがかかってきたり・・・
因みに白内障は病気というより目の老化現象で
生活に支障のない軽度のものを含めると70歳で90%、80歳で100%の人が白内障になっています。
・・・
あるいは網膜の感度が悪くなったり、目のレンズにもしわが寄って・・くるのかどうか知りませんが
確実に細かい物が判別できなくなってきます。
ですから、若い人には不人気な
渡辺謙さんの
「文字が小さすぎて読めなーい」というあのフレーズも
60代以降の人には共感できる人が多いわけです。
ハズキルーペ倍率のおすすめは?使うシーンや年齢に合わせて選ぶコツ
ハズキルーペは何歳くらいから普段の生活に必要になって来るのか
通常、老眼は40代中頃から出てきます。
というよりは、目の老化は10代から始まっていますが
本や書類の文字を見るときの30cmくらいのところに焦点が合わなくなるのが40代中頃です
(平均的には40歳の時には25cmくらいまで焦点は合わせられますが、50歳では40cmくらいにしか焦点を合わせられなくなります)
近点距離=焦点を合わせられる最短距離
ただし、老眼の出始めの頃は、焦点が合わせにくくなる程度で
文字自体が読みにくいと言うことは少ないと思います。
老眼鏡で焦点が合わせられれば、大きな問題は無いかもしれません
ところが50歳を過ぎる頃から
老眼鏡で焦点は合わせられても、イマイチ小さな虫が這っているような感じで
読めないことは無いのですが
3と8を読み間違えたり「さ」と「ち」が読みにくかったりしてきます。
50歳くらいであれば本人に自覚はないかもしれません
でも、結構細かな文字を読むと目が疲れたり、イライラしたり
という状況が始まってきて
60歳を過ぎる頃には
ハズキルーペを使うと
本を読むのに集中出来るとか
精読が苦痛でない
というのは
→文字が見えなくなってくると
知らず知らずのうちに、飛ばし読みが多くなってきます。
ということは
普段、あまり文章を読む習慣のない人は、長い文を読むのが苦痛になってきたり
読書が好きな人でも、ざっくり「速読状態」になってきて
イマイチ読書に没頭できなくなり、
そして、老眼が、すっかり板について
老眼鏡がないと文字が読めないくらいになって来た人に
ハズキルーペがあると、1文字1文字がくっきり目に入ってきて
すんなり文字が頭の中に入ってくるような若い頃の感覚が取り戻せるようになります。
ハズキルーペ1.6倍
まとめ
ハズキルーペはルーペですから細かい物を見ながら両手を使って作業をするときには、年齢に関係なく使える便利グッズです。
また50歳を過ぎる頃から老眼鏡で焦点を合わせるだけでは小さな文字を見たり、細かい作業をするのか苦痛になってきます。
そういう年代の人には、ハズキルーペは便利グッズというよりは生活必需品になって来ると言え
それが、高齢化社会を迎えた今、ハズキルーペが人気のある理由にもなっています。
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