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家庭用精米器の仕組み、精米方法はどうなっているのでしょう。

タイガーRSF-A100R 生活用品

 

お米をおいしく食べるには、毎日、玄米を家庭用精米器で精米して食べるとおいしく食べられます。

この、家庭用精米器の仕組みはどうなっているのでしょう、どうやって精米してるの?精米の方法はどうなっているのでしょう。

 

主な精米方法はかくはん式と圧力式の2種類

一般に普及している家庭用精米器の仕組み、精米方法は主にかくはん式と圧力式の2種類が主なものです。

かくはん式は、モーターでプロペラのような羽を回転して玄米をかき混ぜ、米同士をこすり合わせることでぬかの部分を取り去る方式

圧力式は、玄米同士をこすり合わせることで、米ぬかを取り去ります。

「美鮮Bisen」YE-RC41

 

かくはん式精米器の仕組み、精米方法

プロペラのようなかくはん棒が、かごの中で回転して玄米同士をこすり合わせることで、玄米の表面にあるぬかの部分を削り取ります。

比較的シンプルな構造なため多くの家庭用精米器でこの方式が採用されています。

図はタイガーの精米器RSF-A100のHPから抜粋
タイガーRSF-A100R

 

また、かくはん式の中でも、マイコン制御によってはねの回転数を精米の度合いに応じてコントロールする「対流式」という方式があり、お米が割れにくいという特徴があり、かくはん式と区別して分類する場合もあります。

かくはん式のメリットとしては

・お米の温度が上がりにくく、劣化しにくい
(精米の時にお米の温度が上がると、味が悪くなる)

・構造が簡単なのでお手入れも簡単になる。

・サイズをコンパクトにできる。

・比較的手頃な価格帯に多い

かくはん式のデメリットとしては

・割れ米が出やすい

・精米時の音が大きい

などがあります。

圧力式精米器の仕組み、精米方法

圧力式の精米器は、シューターと呼ばれる回転軸を、玄米が移動する際に圧力がかかり、玄米同士の摩擦により精米を行います。

かくはん式がお米同士がこすれ合うことで、少しずつぬかの部分がはがれていくのに対して、圧力式はシューターを抜ける間に圧力でぬかがはがれ落ちるので、精米にかかる時間が短くなります。

精米器は精米するときの音が大きいというデメリットがあるものの、かくはん式と圧力式の精米器を比べると、圧力式の精米器の方が精米時の音がかくはん式よりは小さいという特徴があります。

 

画像は象印BR-WA10のもの

圧力式のメリットとしては

・お米が割れにくい

・精米時間が短い

・動作音がやや小さい

デメリットとしては

・お米同士をこすり合わせることから、お米の温度が上がりやすい
(お米の温度が上がるとお米が劣化して味が落ちる)

・機構が複雑なことからどうしてもサイズが大きくなる。

・簡単に分解できないことから、手入れが面倒

・価格が高い

という特徴があります。

最近の家庭用精米器の傾向としては、どうしても手軽なかくはん式の方が普及しており、圧力式の製品は少なくなっている傾向があります

 

圧力循環式

前の項で、かくはん式と圧力式の説明をしましたが、そのほかに精米方式としては圧力循環式という方式があります。

家庭用としては構造が複雑で、高価、手入れも大変ですので、一般的な家庭用精米器としては、あまり使用する人はいないかもしれませんが、精米方式としては最も優れた方式になります。

一般の米屋さんでも圧力式を使用している場合が多いですが、味にこだわりにあるお米屋さんなどが好んで使用する方式でもあります。

 

精米の仕組みとしては圧力式と同じになるのですが、圧力式では一度で精米してしまう(熱が出る)のに対して、圧力循環式では、一度に精米するのでは無く、圧力を一気にかけるのでは無く、少しずつ精米し、お米を循環させることで最終的に白米にする方式です。

画像は象印の家庭用無洗米精米機 BT-AG05のものです。

象印圧力循環式精米器の仕組み

まとめ

家庭用精米器の主な方式にはかくはん式と圧力式がありますが、最近は簡便で価格も抑えられているかくはん式が主流になっています。

圧力式、あるいは圧力循環式になるとやや本格的になり、価格や手入れが面倒なことなどから、特別なこだわりや条件が無ければ、かくはん式を選ぶ場合が多いと思います。

 

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