口臭は、普通は自分では気が付きにくいものですが、口から便臭がする場合、自分でもなんとなく分かるときがあります。
口臭が便臭い場合、その原因の多くは便秘が原因になっています。
なぜ便秘が便臭臭い口臭になるのか、その原因と対策について説明します。
便秘になるとどうして口臭が便臭くなるのか
便秘が酷くなって何日も便が出ないと、口臭が便臭くなることがあります。
どうしてそうなるのかというと、便秘という事は、何日も便が、腸の中に留まって、出ていかない状態です。
そして腸は、ビニールのチューブなどではありませんから、便の水分などが再吸収される他、便から出ている便臭も、腸を通して身体の中に再吸収されてしまいます。
そして、便臭の成分は血液などを通して、肺や、皮膚などに運ばれて、汗が排出されるときに一緒に便臭の元となる成分が身体の表面に出てきたり、肺の中で、吐く息の中に混ざって口から放出されます。
便秘が酷い場合、身体の中にたまった便臭の元成分はそのままいつまでもウンチと一緒に身体の中に留まっているのではなく、吐く息や、身体の表面から出ていくことになります。
便臭の成分はそもそも腐敗臭で、身体に良い成分ではありませんから、身体の防衛反応としても、体外に送り出そうという働きがあるのは当然と言えます。
ですから、口から便臭がする場合は、実は、身体の表面からも便臭い体臭がしている可能性が高いです。
便秘を改善する方法
口臭や、体臭から便臭がする、いずれにしろ便秘は身体に良くはありませんから、便秘を少しでも改善する必要があります。
様々な、便秘解消の方法があり、色々解説がされていると思います。
便秘薬による解消法もありますが、長らく続けていると、腸の働きが悪くなって、かえって便秘を悪化させる可能性が高いですから
便秘薬を使うのはやむを得ない、緊急事態の時だけにした方が良いでしょう。
一般的な便秘解消法としては
食生活の改善
よくいわれるのは、食物繊維の豊富な野菜中心の食生活にすることです。
食物繊維はそれ自体が便の原料となって、便の量を増やすことで便通を良くするだけでなく、腸内細菌のエサとなって腸内環境を良くしたり、腸内細菌を増やすことで、便の量を増やすことになります。
(便の30~50%は腸内細菌の死骸だと言われています)
また、野菜を充分に食べるのが難しいという人は、手軽に摂取できる粉末のレジスタントスターチ(難消化性デンプン)やデキストリン(水溶性の難消化デンプン)を配合してある食品を食べるという方法もあります。
詳しくはこちらの記事参照
レジスタントスターチ食品は便通を良くしてダイエットにも効果あり
適度な運動
ありきたりな方法ですが、適度な運動も腸の活動を活発にして、便秘に効果があります。
ウォーキングや、特に負荷をかけなくても良いですから、お腹をねじるような動きや体操も便秘に効果があります。
発酵食品や乳酸菌食品を食べる
発酵食品や乳酸菌食品は腸内細菌の活動を活発にして、排便を促す効果があります。
漬け物や、納豆、味噌、醤油、ヨーグルトなど
たらみの「植物発行エキスと乳酸菌」は善玉菌を増やしてお腹スッキリ
サプリメントで便臭を抑える方法
サプリメントで便臭そのものを抑えるという方法もあります。
クロロフィリン(葉緑素から抽出される成分)を含む体臭用のサプリメントを摂取することで、便の匂いそのものが抑えられます。
一般的には、吸収を良くするために鉄分と合成させたFeクロロフィリンという成分が使われます。
便が緑色になるので最初は驚く人もいますが、便そのものの匂いが抑えられるので、体臭の便臭さや口臭に効果があります。
まとめ
便秘が酷くて、長期間、便を体内にとどめ置くと、便の匂いが身体の中を循環して、便臭い体臭や、口臭となって流れ出ることになります。
対策としては便秘を改善すれば全て解決という事になりますが、そうも行かないのが便秘です。
取りあえず便臭対策をしたいという人はサプリメントを使うという方法もあります。
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