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ハズキルーペのデメリット、老眼鏡と何が違う、こんな人は買っちゃダメ

メガネ

 

高齢になるとどうしても、視力が衰えて手元の小さな物が見えにくくなります。

そうなると気になるのがメガネ式拡大鏡のハズキルーペ。

とても便利そうですが、デメリットはないのでしょうか、老眼鏡ではダメなの、

どういう人が買えば良いのでしょう。こんな人は買っちゃダメってのはあるのでしょうか?

 

 

ハズキルーペのデメリット

ハズキルーペのデメリット

ルーペなので近くしか見えない

ハズキルーペはルーペ(拡大鏡)なんで、遠くは見えません。

何でも大きくして見える万能メガネのように勘違いされる人がいますが、要は虫眼鏡ですから、凸レンズで焦点距離は近くなります。

老眼鏡で遠くは見えないのと同じです。

 

ハズキルーペはあくまで両手が自由に使える状態のまま手元の小さな物を、大きく拡大して見るための便利グッズです。

 

ルーペ

 

高額のハズキルーペを購入しなくても虫眼鏡で充分見える

ハズキルーペを購入した人で、このような感想を抱かれる人は結構います。

一時的に、薬のビンの注意書きを見るだけとか、電気製品のねじを締めるときだけなどに使うのであれば、わざわざハズキルーペを購入する必要は少ないでしょう。

視力が比較的よい人で、それなりに見えているなら、どうしても見えない時だけルーペ(虫眼鏡)を使えば良いかもしれません。

 

しかし50代を境に急激に視力が低下してきます。

老眼が進むだけではなく、焦点が合っても小さな文字などが読みづらくなります。

70代になれば多かれ少なかれ、ほとんどの人に白内障の影響が出てきます。

 

そういう人の場合ハズキルーペはメガネタイプですから両手が自由に使えて、かつ視界も広く、手元の物が大きく拡大されて見やすくなります。

虫眼鏡で歯の治療をしている歯科医

 

老眼の進んでいない人だと焦点距離が近くなる

ハズキルーペはルーペですから、焦点距離は近くなります。

50代以降で老眼の進んだ人などだと、焦点距離が近くなっても不便は感じにくいというか、ちょうど良い具合に焦点が合ったりして、快適に読書とかに使えたりするんですが

 

比較的若い人や老眼の進んでいない人だと、ルーペと割り切って使わないと、焦点距離が近くなって「使いづらい」という感想になってしまいます。

 

メガネの上からかけるのならラージタイプを

ハズキルーペはメガネの上からかけて使えると宣伝していますが、コンパクトタイプやクールタイプは重ね掛けに適していませんので、老眼が進んでいる、乱視、左右の視力が異なるなどの人は、ラージタイプを選んだ方が良いでしょう。

ハズキルーペラージとコンパクトの比較

ハズキルーペ、ラージとコンパクトの違いは?サイズは

 

レンズの倍率に注意

ハズキルーペのレンズの倍率には

1.32倍

1.6倍

1.85倍があります。

注:ハズキルーペクールには1.85倍はありません

ハズキルーペ倍率による見え具合の比較

 

1.32倍は一回り大きくなるだけですので、時たま他の倍率があることを知らずに、ハズキルーペはあまり大きく見えないという感想を持つ人がいます。

1.32倍を選ぶなら

老眼が始まったばかりで、少し大きくして見えたら良いという人か、パソコンの画面など少し離れたもの(50~70cm)を見るのに適しています。

60~70代のかなり老眼や視力の低下が進んだ人だと、パソコンの画面などを見るので無ければ1.6倍か1.85倍タイプを選んだ方が良いです。

ハズキルーペの倍率と見え方は?どのように選んだら良いのでしょうか

 

オーダーメイドではない

ハズキルーペはオーダーメードではありませんから、フレームやレンズのサイズ、あるいはレンズの倍率(焦点距離)は既製の物しかありません

オーダーメードのようなピッタリした使用感は得られませんので、割り切って使う必要があります。

 

焦点距離も、レンズの倍率と、その人の老眼の度数などによって変わってきますから、ルーペと同じように焦点距離の合うところに対象物を置くか、老眼鏡の度数を調節する(普段使っているよりも度の低い老眼鏡を使うなど)必要があります。

 

老眼鏡だけでは細かい物が見えにくい人

 

ハズキルーペは老眼鏡とどう違う

ハズキルーペと老眼鏡はどう違うのでしょう。

ハズキルーペはルーペ(拡大鏡)であって老眼鏡ではありません。

老眼鏡も凸レンズですから、多少見ている物は拡大されますが、メインは焦点距離を手前に持ってきて、老眼の人でも手元に焦点が合うようにしたものです。

 

逆にハズキルーペは小さな物を大きく拡大することを目的に作られたものです。

凸レンズですから老眼鏡と同じように焦点距離は近くになります。

ではハズキルーペは何で便利なのか、高齢の方に好評なのでしょう、老眼鏡があればいいんじゃないのと思う人もいるかも知れません。

 

ところが、人の目は老化に伴って、老眼で焦点距離が合わなくなるだけでなく、目の解像度も大きく低下します。

目のレンズの表面もきっちりした楕円ではなくゆがみも出てきますし、水晶体も濁ってきます。

 

因みに水晶体が濁ることで目が見えにくくなる白内障ですが、軽度のものを含めると

50代 約65%

60代 約75%

70代 約85%

80代 ほぼ100%

となっています。

白内障の人の見え方

また、網膜の中の細かい物を識別する黄斑と呼ばれる部分も少しずつ劣化してきています。

このために焦点が合っても、小さな物だとなかなか判別できにくくなります。

書類や本を読んでいても、小さなごま粒のような物が見えるだけでなかなか読み取れません。

 

ですから焦点が合うだけでなく一回り大きく見えるとずいぶん文字が読みやすくなります。

更に加齢により視力の低下が進んでいる人だと、もっと大きく拡大しないと、活字なのにミミズが貼っているようにしか見えないという事になります。

 

視力がまだ比較的充分ある年代の人から見ると、何でハズキルーペなのという感覚があると思いますが、年配の人にとって老眼鏡だけでなくハズキルーペって結構生活の必需品だったりします。

虫眼鏡を使って本を読んでいる人

 

ハズキルーペを購入しない方が良い人

ハズキルーペを購入して後悔しやすい人を挙げてみると

まだ視力がそれほど低下していないのにメガネ的なものがほしい人

まだ若い人や視力がそれほど衰えていない人が、単に大きく物を拡大して見える見えやすい「メガネ」だと思って購入すると、あまり役に立たないなという感想になると思います。

視力がそれなりにある人が、ハズキルーペを使って便利な場面というのは、

時計の修理をする人や歯医者さんなどのように、両手を使って細かい作業をするためのルーペ(拡大鏡)として使う場合には視界も広く、使いやすい便利グッズになると思います。

 

オーダーメードの老眼鏡のようにピッタリあうものが欲しい人

ハズキルーペは既製品で、万人向けの製品ですから一人一人の個人にピッタリくるということは少ないと思います。

度の低い老眼鏡を重ねがけして使うなどの工夫は出来ますが、基本的に、焦点の合うところに目または対象物を持って来て見る事になります。

 

まとめ

ハズキルーペはメガネ式の拡大鏡、便利グッズです。

特に両手を使って手元の細かい作業をする人や、高齢になって、老眼鏡だけでは細かい文字などがよく見えない人に重宝されています。

 

ハズキルーペの特性を理解して、上手く活用すれば作業や高齢者の生活のQOLをアップすることが出来ますが

使い方や、選び方を間違えると何じゃこりゃ、使えんなあという事になると思います。

 

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