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ハズキルーペの偽物や類似品で読書したらどんな感じになるのでしょう

ハズキルーペで本の文字を見た所 メガネ

 

ハズキルーペと偽物・・というか類似品と比べると

作りや強度は結構異なりますが

結局、拡大して見える分には同じではないかと考える人もいるかと思います。

 

もちろん、薬のビンや、テレビの裏側のねじ締めぐらいであれば、どちらも大して違わないと思います。

しかし、長時間、読書したりするのに使う場合はどうなのでしょうか

自宅で自分一人で読書するなら、別にハズキルーペでなくても類似品の安価な製品でも十分ではないかと、誰でも1度は考えるのではないでしょうか

そこで読書に使う場面を想定してハズキルーペと類似品のメガネ式拡大鏡を比べて見ました。

 

ハズキルーペで本を読んでみる

ハズキルーペを使っても焦点距離を適切に保つのは難しい

ハズキルーペは、既製品で、倍率が3種類しかないことから

一番問題になるのが、焦点距離が合わせにくい点だと思います。

ちなみにハズキルーペの光学的な度数は

1.32倍=1.3DPT

1.6倍=2.5DPT

1.85倍=3.4DPT

です。

ハズキルーペの倍率と度数

これを平均的な年代別の老眼の度数と比べて見ると

 

年代別老眼の度数

(一般的な読書時の目と本の距離=30~40cm程度の距離で焦点を合わせた場合)

ですから、年齢(老眼の度数)とハズキルーペの倍率によっては、極端に焦点距離が近くなって

目の前に本を持って来なければ読めなかったり

その逆の状態もあり得るわけです。

 

もっとも、視力の低下で、読書時にハズキルーペが必要だという人は、ほとんどは50代以上の老眼の進んだ人だと思いますので

ハズキルーペ単独で使用した場合、焦点距離が近くなりすぎる場合よりも

近くに焦点が合わず老眼鏡との重ね掛けが必要な場合が多いと思います。

(40~50代の人が1.6倍や1.85倍などの高倍率のレンズを使用するなどすれば話は違ってきますが・・)

 

老眼鏡と重ね掛けして焦点距離を合わせる

老眼鏡とハズキルーペを重ね掛け

ハズキルーペを使って本を読もうとする場合、きっちり焦点距離を合わせようと思えば

度数の低い老眼鏡と重ねてかけることで焦点を合わせることが可能です。

 

以前使っていて、今は度が弱くて使わなくなった老眼鏡や

パソコン用に、少し遠目が見やすいように作った度数の低い老眼鏡

あるいは、読書用に、安価な老眼鏡を購入するという方法もあるでしょう。

 

例えば50歳で老眼の度数が2.0DPTであれば

ハズキルーペ1.32倍(1.3DPT)+老眼鏡(0.75DPT)=2.05DPT

60歳で老眼の度数が3.0DPTであれば

ハズキルーペ1.6倍(2.5DPT)+老眼鏡(0.5DPT)=3.0DPT

などとなります。

注:老眼鏡は通常、メガネ屋さんで作れば0.25DPT単位、既製品や100均のものであれば0.5DPT単位毎で作られています。

 

ハズキルーペで本を読んでみる

私の場合は乱視が入っていますので、既製品の老眼鏡だと見づらいので、普段パソコン用で使っている、やや度の低い老眼鏡の上から重ね掛けして本を読んでみました。

ハズキルーペをかけると、当たり前ですが

文字が「大きく拡大され」

非常に見やすいです。

 

最近は、視力が低下しているせいか一文字一文字が結構見づらく

気が付くと飛ばし読みしがちなことが多かったのですが

文字が拡大されて、しっかり一文字一文字が楽に認識できることで、

本を精読することにストレスが少なくなると感じられます。

ハズキルーペで本の文字を見た所

 

安価な類似品で本を読んでみる

ハズキルーペと比較したのはホームセンターで購入した480円の類似品

倍率はハズキルーペと同じ1.6倍です。

焦点を合わせにくいのはハズキルーペと同じ

ハズキルーペの類似品の倍率はほとんどが1.6倍のみだと思います。

(ネットなどで探せば1.8倍の物があるかもしれません)

本を読む距離(30~40cm)に焦点を合わせるためには、やはり老眼鏡と重ね掛けする必要があるのはハズキルーペと同じ

倍率の選択に制約がある分、視力によっては使いづらい場合があると思います。

 

安価な類似品で本を読んでみる

ハズキルーペの類似品で本の文字を見た所

本の文字が大きく拡大されているのはハズキルーペと同じ

ぱっと見、同じじゃ無いかとも思いましたが

よくよく見ると

 

・色差のせいか、文字が微妙に虹色にぼやけている感じがする

非常に微妙な感覚ですから、最初はほとんど気にならない程度です。

ただし、ハズキルーペで数ページ読み進めた後で、類似品に交換してみると、ちょっと違うなというのは分かります。

 

・周辺部がわずかにぼやける

ハズキルーペだと、視界全部がクリアに見えるのに対して

類似品の場合は、周辺部の文字が微妙にゆがんでボケています。

文字を目で追っている分には特に問題は無いですが、視点を、読んでいる文字に追従させなければいけない点で

長時間読書していれば、目の疲れ具合は高くなると思います。

 

ハズキルーペと類似品を並べて見たところ
下がハズキルーペ

 

ハズキルーペと類似品で本を読んだときの比較まとめ

ハズキルーペは老眼鏡との組み合わせで、焦点距離を適切に合わせる事が出来れば、極めて快適に読書をすることが出来ます。

文字が大きく拡大され、1文字1文字の認識に、ストレスがなく

スムーズに目から頭の中に入ってくる感じがします。

 

類似品の場合は、微妙に色差が感じられ、周辺部などに、文字のゆがみがわずかに感じられることから

短時間の読書には問題無いですが

読書を長時間行った場合の眼精疲労は高くなると思います。

 

今回私が比較したのは、ホームセンターで販売されている、安価な類似品でうから

もう少し高価な物であれば、ハズキルーペとの差異はもっと少ない可能性もあります。

 

なお、ハズキルーペを製造販売しているのはハズキカンパニーのグループ会社の

「神田通信システム会社」で

医療機器、産業機器、光学機器、音響機器などを製造しており防衛省にも納入実績がある、技術力の高い会社ですから

ハズキルーペは単に、プラスチックを成形して作られた類似品とはレンズの質に格段の差があると思います。

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