ハズキルーペのCMがウザイと、結構批判的な意見で盛り上がって?います。
ところがハズキルーペの売上げは順調で、あちこちでハズキルーペのCMが放送されています。
色々な番組でハズキルーペのCMが流されているということは、売れ行きも順調だということの結果です。
なぜCMの評判が悪いのにハズキルーペは売れているのでしょう?人気の秘密は何?
ハズキルーペ
ハズキルーペのCMは本当にウザイのでしょうか
CM総合研究所が発表する2018年5月度の銘柄別CM好感度ランキングで、Hazuki Companyの「ハズキルーペ」が10位にランクインしています。
注:この後10月後期のCM好感度調査で全3110作品中の1位にランクイン
若い人の好感度は概してあまり高く無いのになぜ上位にランクインされるのか
若い人から見れば渡辺謙さんの演技が大げさだとか、菊川怜の演技がちょっとわざとらしいように見えるから、何だあのCMはと思ってる人多いんでしょうけど、逆に、ハズキルーペが必要になって来る60代以上の人から見ると、ものすごく共感が持てるCMなんです。
ハズキルーペのCMを支持する層は60代が顕著で
60代女性では第1位、60代男性では第2位という圧倒的な支持率になっています。
だからといって渡辺謙さんや菊川怜さんが人気がある訳ではないです(多少は影響もあるかもしれませんが)
60代になるとホントに新聞や、書類の文字が小さくて見えにくくなります。
高齢者から見ると「わざと小さな文字で嫌がらせしとるんか」と思えるほどだそうです。
ですから、若い人から見ると渡辺謙さんが叫んでいる光景の、意味が良く理解出来ないというか、共感出来ない部分があるのでしょうけれど
中高年の方からすると
「そうだそうだ、何とかしてくれ」って共感が生まれるのでしょう。
ハズキルーペはなぜ売れているのか
ハズキルーペは売れています。
なぜかって、
ハズキルーペが必要な人が増えているからです。
昔は55歳定年の時代もありましたが(゚o゚;)
今や、定年は65歳に迫っていて、年金の支給も70歳になるのではないかと噂されている時代です。
それでなくても平均寿命は延び、引退するどころか第2の人生を謳歌する人も多いです。
ところが、平均寿命が延びて、健康に生活する人は増えていますけど、視力ってのは、昔と変わらずどんどん老化していきます。
心臓病や、脳梗塞などだと昔ならなすすべも亡くなくなっていた病気が、今では比較的簡単に治療出来、皆さんそう簡単には死ななくなっています(^_^)v
所が現代医学でも、視力を回復するということはなかなか困難で、特に老化現象に伴う視力の低下はどうすることも出来ません。
そんな中で、昔の基準でいえば高齢者でも、今なら元気にバリバリ仕事をしている人もいるし、趣味のことに没頭している人も大勢います。
ところがそれに反して、細かい小さなものがどんどん見えにくくなっていくのが現実です。
老眼は10代の頃から始まっています
老眼と言えば40代、50代から始まると思っている人が多いと思います。でも、目の老化は10代から始まっています。
焦点距離を合わせられる最短距離を近点と言いますが、近点の年代別の平均的な距離でいうと
10歳だと7cmですから目の前の物も見えます。
30歳でも14cmですから、ほとんど問題なし
40歳でも25cmまで近づけてみても見えますから、自分が老眼だなんて思わないです。
所がどっこい40代始めは問題無くても50歳に近づくと40cmくらいのところには焦点が合わせづらくなります。
本や書類を読んだりする距離が30~40cmくらいですから、この年代になると、どうも焦点が合わせにくくなります。
おまけに、肩もこる(^_^;)
もしや?ということで老眼に気が付き、50歳になる頃には老眼鏡無しでは、とにかく焦点が合わせにくくなります。
歳くってくると文字の見え具合が・・・こんな感じ
年齢と共に小さなものが見えにくくなる
さらに老眼が気になりだした頃は、焦点だけの問題だったのが、次第に、細かい小さなものが見えにくくなっています。
老眼鏡で焦点が合っても、よく見えない
もっと目を近づけようとしても、老眼鏡をかけていても、目の前にまで持ってくると、さすがに焦点が合わないということになります。
視力の低下は焦点距離だけでなく、目に映る画面が若いときより暗くなったり、解像度が悪くなったり(今のデジカメが1000万画素、昔のデジカメが30万画素みたいな感じ)
ということで、老眼鏡だけでは間に合わず虫眼鏡(ルーペ)の登場という事になります。
ルーペだと両手が使えない
でも、片手に虫眼鏡(ルーペ)を持っていると、片手がふさがってしまって、本をめくったり、片手だけでねじを締めたりは凄くやりにくい
あるいは両手を使ってやる作業
針に糸を通したり、釣りの仕掛けを作ったりは出来ないです。
しかも虫眼鏡(ルーペ)というのは視界がものすごく狭いし、焦点を合わせられる範囲も狭い
職場で虫眼鏡を使って書類読んだりするのも見た目悪いですし(かっこ悪っ!)
趣味の事やるにしてもイライラしますよね。
だから、両手が使えて視界も広いメガネ式拡大鏡は、そういう悩みを持つ人にとっても便利で、画期的なグッズです。
メガネ式拡大鏡といっても、つい最近まではヘッドルーペ式みたいなのが主流でした。
ヘッドルーペだと見た目が大げさだから、人前ではちょっとかけずらかったと思います。
ハズキルーペが人気な理由
見た目に違和感が無い
ハズキルーペは結構ファッショナブルなメガネですから、仕事中や人前でかけていても特に違和感は無いと思います。
虫眼鏡を使ったり、ヘッドルーペかけているより絶対普通に見えます。
視界が広い
ハズキルーペだと焦点距離を合わせられる範囲が狭いという意見の人もいますが、普通のルーペやヘッドルーペに比べれば焦点距離を合わせられる範囲は格段に広いですし、視界も断然広いです。
同等品がない
ハズキルーペが売れ始めて某国製のバッタもんの類似品はずいぶん増えましたが、ちゃんとしたメーカーのそれなりの品質を持った製品というものが全く他にありません
とにかく大きく見えれば何でも良いんじゃね
という人もいますが
それなりの年齢に達していると、やはりわずかな差でも目にかかる負担は大きいですし
薬のビンの裏書きを読むなどの、ちょっと使いなら良いのですが、本を読んだり、パソコンで作業したり、あるいは趣味の事を本格的にやろうとしたら、結構、長時間、使用するものですし、本当に細かい作業でしたらレンズの精度も影響してきます、
フレームについているバリや、レンズのゆがみなども気になります。
それなりのブランド品なので贈答品でも使える
ハズキルーペはCMでも有名になってきましたし、価格的にもそれなりの物ですから、何かの記念や、プレゼントととして贈ることも出来ます。
高齢になると食べ物とか衣類を贈っても、邪魔になったり、今更という場合もありますが
ハズキルーペのような便利グッズなら、結構、重宝しますから喜ばれますし、あって邪魔になるものでもありません
まとめ
若い人からすると
「ハズキルーペ、なにそれ」
ぐらいの感じかもしれませんが、現代は元気な高齢者が増加しています。
とはいうものの、身体が元気でも、目の老化は今のところ抑える手段はほとんど無く、元気で活動している人ほど、細かいものが見えにくいことに困っています。
というところで、ハズキルーペは意外と高齢者に人気の便利グッズということが言えます。
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